本州太平洋側で被害が増加!シガテラ中毒に要注意!

馬の耳に小林
馬の耳に小林
2019.11.07

先日、釣りに出かけたときに立ち寄った大型釣具店で、気になる情報をキャッチしたので紹介します。「シガテラ中毒」というワードを耳にしたことはありますか?ここ最近、本州太平洋側、大阪近辺でもシガテラ中毒が増加しているといいます。今回は、気になるシガテラ中毒と、気を付けたほうが良い釣り魚について紹介します。

本州太平洋側でもリスクが上昇!シガテラ中毒とは?

シガテラ中毒とは、熱帯の海洋で毒を酸性させたプランクトンを食べることによって、食べた魚が毒性を持ち、それを人間が食べることで引き起こされる食中毒です。シガテラ毒を持ちやすい魚の種類にはある程度偏りがあるものの、個別にどの魚に毒があるのか、どの魚であれば安全なのかが分からないところが、食中毒を避けられない難しさに繋がっています。

シガテラ中毒による症状は?

シガテラ毒を持った魚を食べたあと、1時間~2日程度のちに症状が現れます。シガテラ中毒に犯されると、回復が遅く、完全回復に数か月以上かかることも珍しくないといいます。

症状は、下痢や吐気、嘔吐、腹痛など一般的な食中毒症状にくわえて、神経症状がみられるケースが多くあります。まれに徐脈や血圧低下など生命に関わる症状が出ることもあり、注意が必要です。

神経症状では、「ドライアイスセンセーション」と呼ばれる温度感覚異常を訴える人が多く、ほかに関節痛、筋肉痛、掻痒、しびれなどの症状が出ることもあります。ドライアイスセンセーションとは、冷たいものに触れると電気が通るような痛みを感じたり、冷水を口に含むとピリピリした刺激を感じる、冷気が直接あたることや、汗により体温が下がったときに痛みを感じるなどの症状がでることで、軽症で1週間程度、長い場合は1年以上も症状に悩まされることもあります。

どんな魚がシガテラ毒をもちやすい?

画像:カスミアジ

画像:ギンガメアジ

シガテラ毒を持ちやすい魚は少ないわけではなく、大型のギンガメアジやカスミアジ、バラフエダイ、イッテンフエダイ、イトヒキフエダイ、バラハタやアカマダラハタなどはリスクが高いとされています。

画像:イシガキダイ

本来、シガテラ中毒は日本では沖縄県に多いものでしたが、近年、九州や本州でもその症例が増えています。特に本州では、強烈な引きで釣り魚のなかでも人気が高い「イシガキダイ」によるシガテラ中毒が増加していることには、注意しておいた方が良いでしょう。

シガテラ中毒にならないためには?

シガテラ毒は加熱してもその毒性が落ちることはなく、加熱調理したときに毒成分が煮汁などにしみ出る点もシガテラ中毒の危険が高い部分です。

今のところ、「シガテラ毒に犯された魚を食べないこと」だけが予防策とされています。シガテラ毒による死亡例は過去に報告がありますが、今現在では死亡に至ることは非常に稀で、この10年間ではシガテラ中毒による死亡者は報告されてはいません。とはいえ、リスクがないわけではありません。

危険性の高い魚情報はこまめなチェックを!

地域差のある毒性のある魚の情報などは、厚生労働省や自治体による情報提供が行われています。釣りになれると、ついつい細かな情報のチェックを怠りがちですが、安全に釣りを楽しむためにも、どのような魚がどこで釣れているのかだけでなく、危険な魚介類が増えていないかも合わせてチェックしておくことをおすすめします。

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