江戸前天ぷらの王様『ギンポ』を釣って食べよう

馬の耳に小林
馬の耳に小林
2019.03.27

旬を迎えている「ギンポ釣り」ですが、そもそもギンポという魚をご存じない方も多いかもしれません。ギンポは関西ではあまり食べられることがない魚ですが、江戸前天ぷらでは高級ネタとして古くから親しまれています。今回は、そんなギンポという魚の生態と、釣り方のポイントをご紹介します。

ギンポってどんな魚?

ギンポは、江戸前高級天ぷらの食材として欠かせない存在と珍重されている魚で、そのため関東では『銀宝(ギンポウ)』と呼ばれるのが一般的です。関東以外の地域ではあまり食べる習慣がなく、たとえ釣れたとしてもリリースされてしまうという珍しい魚です。

ギンポは、アナゴやウナギのような細長い体をしており、色は茶褐色、表面にはぬるぬるとした粘液をまとっています。日本ではほぼ全域の海に生息しており、大きなものになると30cm程度にまで成長します。地方では、ギンポやギンポウの呼び名のほかに、「カミソリ」や「ナベタタキ」など、一風変わった呼び名で呼ばれることもあります。見た目はアナゴに似ていますがスズキ科の魚で、調理するときは、一般的な扁平な魚と同じように3枚おろしに開きます。

ギンポは天ぷらにするのが一般的

一般的にどんな魚でも鮮度が良ければお刺身にするとおいしいものですが、ギンポの場合は、お刺身で食べられることはほとんどありません。新鮮なギンポを捌くと透明な身をしていますが、鮮度が落ちやすく、すぐに身が白くなり風味が落ちてしまいます。そのため、揚げ物や煮もの、焼もののように加熱して食べるのが一般的です。

グロテスクな風貌からは想像できないほど、その身は上品な甘さを感じさせる淡泊な味で、調理するとふかふかと柔らかい食感を楽しむことができます。昔は、江戸前の天ぷらといえばギンポがなければ話にならないと言われたほどでしたが、最近では漁獲量が減り、高級魚としての価値がより一層高まっています。

ギンポは釣ると手軽に手に入る!

ギンポは一般的なスーパーで見かけることはめったになく、出会えるとすれば魚市場や料理店になります。旨みが強く上品で、その食味の良さは他の魚では味わうことができません。一般的に手に入りにくい魚であれば、釣ってしまうのが1番です!ギンポの旬は秋から春にかけて。中でも少し気温が暖かくなりはじめた今の時期が、釣り人にとっても釣りやすいシーズンになります。積極的に釣りのターゲットとして狙ってみてはいかがでしょうか?

ギンポ釣りは穴釣り仕掛けでOK!


画像出典:アングラーズ

水深20m付近の岩礁帯や波消しブロックのすき間などに生息し、釣り初心者さんでも穴釣りの仕掛けさえあれば、簡単に釣ることができます。穴釣りで使用するブラクリ仕掛けの先に、アオイソメやイシゴカイのような虫エサを付けて、波消しブロックのすき間に落として当たりを待ちます。虫エサを触るのが苦手という方は、釣果は多少下がりますが、虫エサに似せたワームやオキアミを付けてもOKです。

ギンポはエサに食いつくとすぐに体を翻して巣穴に戻ってしまうため、当たりを感じたらタイミングを合わせて一気に引きあげるのがポイントです。ギンポは力が強いため、ためらっているうちに巣穴に潜られると、なかなか引き上げられません。当たりの手ごたえを感じたら躊躇せずに、どんどん引っ張り上げていくことが釣果アップのポイントです。

絶品ギンポの天ぷらを自宅で味わおう

ギンポの天ぷらはふかふかした柔らかな身に、淡泊で上品な甘みが感じられ、まさに絶品。高級魚の風格が感じられる祖の味わいを自宅で楽しみませんか?簡単な穴釣り仕掛けで高級魚ギンポを狙いに出かけましょう。外見がグロテスクだからといってリリースするのはもったいないですよ!

 

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