金目鯛は鯛じゃないって本当!?知っているようで知らない魚の知識

馬の耳に小林
馬の耳に小林
2018.10.11

秋は釣りの好適シーズンですが、2018年は週末の度に台風や大雨が日本列島を襲い、存分に釣りが楽しめていないという方も多いのではないでしょうか?釣りに行けない週末は、魚の研究でもしてみませんか?知っているようで知らない魚の豆知識をご紹介します。今回は、高級魚【金目鯛】の秘密について迫ります。シニアにうれしい健康効果も期待できる金目鯛の秘密とは?

 

金目鯛は鯛じゃないって本当!?

金目鯛といえば、赤い体に大きな目が特徴の高級魚です。成魚になると50~60cm程度にまで成長し、「鯛」と名前はついていますが、実は鯛の仲間ではありません。金目鯛は、キンメダイ目キンメダイ科という独立した魚です。金目鯛のなかでもいくつかの種類に分かれ、地域によっては総称して「カゲキヨ」や「アカギギ」などと呼ばれることもあります。真っ赤な体が印象的ですが、生きて泳いでいる間はそれほど赤くはなく、キレイな桜色をしています。

 

高級魚「金目鯛」は謎の多い深海魚

金目鯛は、実は深海魚の仲間です。幼魚のときは、水深100m前後の場所に棲んでいることが多いのですが、成魚になるとどんどん沖合の方へ移動し、水深200~800m程度の深海で暮らすようになります。金目鯛は、まだまだ生態が未解明という謎の多い魚です。海の中で卵の採取が成功したのも、平成7年とごく最近のことです。

金目鯛は魚の内蔵の特徴でもある「浮き袋」がありません。そのため、他の深海魚は釣り上げられると、水圧の差から口から浮き袋が飛び出てきたり、目玉が飛び出したりするのですが、金目鯛はキレイなままです。不思議なことに目玉が飛び出すこともありません。それどころか、釣り上げた時にうっかり落としてしまうと、そのまま元気よく泳いで深海へとかえっていってしまいます。

 

金目鯛の大きな目は猫と同じ?!

金目鯛の特徴でもある大きな目は、金目鯛が深海で生きていくために大変重要な役割を持っています。金目鯛が棲んでいる深海には、太陽の光がほとんど差し込みません。網膜の後ろにはタペタム層(またはタペターム層)という反射板がついており、わずかな光源でもしっかりと物が見えるようになっています。金目鯛の目に光が当たると、タペタム層が金色に反射することから「金目」鯛と名付けられたと言われています。この目の仕組みは、ペットでお馴染みの猫の目と同じ作りになっています。

 

金目鯛は船釣りで

成魚の金目鯛は、前述したように深海に棲んでいるため、釣り方としては船釣りが基本になります。夜中から明け方にかけては、エサを求めて海底から浮上してくるため、そのタイミングを狙います。捕食の際に群れで泳ぐ習性があるため、1匹釣れるとゾロゾロと鈴なりで釣れるということも少なくありません。

 

金目鯛はシニアに嬉しい栄養素の宝庫

高級魚金目鯛は食味が良いだけでなく、栄養面でも優れていることでも注目したい魚です。カリウムやカルシウム、鉄分などを豊富に含んでいるほか、脂溶性ビタミンA・D・Eなど、大人が注目すべき栄養素の宝庫とも言えます。鉄分が貧血予防に役立つことは有名ですが、そのほかにもカリウムは血圧を下げることをサポートし、ビタミンDとカルシウムは丈夫な骨の形成には欠かせません。ビタミンAやEは老化や細胞のがん化を防ぐことなどが分かってきており、金目鯛は健康な体作りを目指すシニアに特におすすめしたい魚だと言えるでしょう。

 

金目鯛を食べよう!

金目鯛は1年を通して食味が落ちない、いつ食べても美味しい魚です。冬の魚のイメージが強い方もいるかもしれませんが、白子を持った夏の金目鯛も美味しいものです。

まったくクセがなく、優しい甘みと全身にまとったしっとりとした脂が特徴です。金目鯛は全身に脂をまとっており、その脂のおかげで浮き袋がなくても浮くことができるとされています。釣りたての刺身だけでなく、煮ものや焼き魚、蒸しものなど、何にしても美味しい魚です。売っているのを見かけたらぜひチェックしてみてくださいね!

 

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