茶道具の名品と名茶室で豊かな時間を満喫「北村美術館」【京都市上京区】

yamashita
2018.08.26
北村美術館
引用:北村美術館・重文 織部松皮菱形手鉢

 

はじめに

今回は近世の茶道家で実業家でもあった北村謹次郎氏がコレクションした茶道具の名品やお茶室がある北村美術館をご紹介します。この美術館は1975年(昭和50年)に財団法人北村文華財団が設立され、1977年(昭和52年)開館しました。国の重要文化財33点を含む茶道の名品が多数展示されています。

 

北村美術館は春(3月中旬~6月上旬)と秋(9月中旬~12月上旬)だけ開館しています。この秋は、京都観光をかねて茶道の名品にふれてみませんか?

 

 

■北村美術館について

引用:北村美術館・道仁作大黒釜鐶付鼠大心義銃箱

 

北村美術館の創設者・北村謹次郎氏は奈良県吉野地方で代々林業を営む旧家に生まれました。北村氏は林業を営みながら夫婦で茶道具のコレクションに励んできた茶道家です。傑出した茶人として、茶道具の目利きとしても有名だった北村氏は数多くの名品をそろえました。コレクションされた掛け軸なども茶席の床にかけることを目的にして集められたものです。

中でも国の重要文化財に指定されている「織部松皮菱形手鉢 – 益田孝(鈍翁)旧蔵」をはじめ、「色絵鱗波文茶碗 仁清」「古染付高砂花生」などの茶道具は見ているだけで心が豊かになる名品ぞろいです。

北村美術館の隣(北村旧邸)には名茶室「四君子苑」(共通券・美術館入館料を含む2,000円)があります。東山の山並みを望む借景を背景にした美しい庭園には国の重要文化財に指定されている2つの石灯篭と石塔(宝篋印塔)があります。また茶室「四君子苑」の四君子苑玄関・寄付(よりつき)、四君子苑渡廊下・外腰掛、四君子苑表門、四君子苑離れ茶席は、登録有形文化財に指定されており、茶道に興味がある人ならば一度は見ておきたい見事な設えが楽しめます。

 

 

■北村美術館へのアクセス

引用:北村美術館・井戸茶碗銘「雨雲」

 

【所在地】

〒602-0841京都市上京区河原町今出川下ル一筋目東入梶井町448

交通アクセス

京阪電鉄 出町柳駅 徒歩10分

京都市営地下鉄烏丸線 今出川駅 徒歩20分

※出町柳駅の南側、今出川通りを東へ、鴨川を渡たると南側に了徳寺という寺があります。了徳寺の南隣が北村美術館です。

 

【開館】

■春(3月中旬~6月上旬)と秋(9月中旬~12月上旬)の特別展時のみ開館

毎週月曜(祝日の場合は開館)

祝日の翌日(土日の場合は開館)

 

■四君子苑

春と秋に数日公開 拝観時間

 

■美術館

10:00~16:00

 

■四君子苑

11:00~15:00

 

北村美術館

電話 075-256-0637 FAX 075-256-2478

 

 

まとめ

今回は北村美術館のご紹介をしました。茶道ファンでなくてもアート鑑賞を目的に気軽に立ちよってみたい美術館です。あまり知られていない美術館なので訪館者が意外に少ないところもこの美術館の特徴。東山を借景にした美しい庭園で静かで豊かな時間を過ごすことができます。京阪電鉄の出町柳駅から徒歩10分なのでアクセスにも恵まれています。

 

 

この記事を書いた人

yamashita
関西最大のおやじバンドフェス|SuperOtonaFes.2023(スーパーオトナフェス2022)