名茶室を訪ねてみよう!栗林公園「掬月亭」「日暮亭」【ミシュラン・グリーンガイド・三つ星 獲得】

yamashita
2018.06.01

 

はじめに

名茶室を訪ねようシリーズ、「待庵」「如庵」「密庵」につづく第4弾は栗林公園にある「掬月亭」と「日暮亭」です。

「掬月亭」と「日暮亭」は、お抹茶はもとより、お食事も気軽に楽しめる珍しいお茶室です。

ミシュランのグリーンガイド・ジャパンで3つ星を獲得している素晴らしい日本庭園を眺めながら贅沢なひとときをお過ごしください。

 

 

■栗林公園について

栗林公園は、高松藩の歴代藩主が代々受け継ぎながら100年余りの歳月をかけて完成させた日本を代表する大名庭園です。

面積は約75haもあり、文化財としての庭園では国内最大の広さ。

「ミシュランのグリーンガイド・ジャパン」で3つ星を獲得し、アメリカの庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングでは、足立美術館、桂離宮に次いで3位にランクインするなど、国際的に高く評価されています。

 

 

■「掬月亭」と「日暮亭」について

 

「掬月亭」(きくげつてい)は、江戸時代初期に建てられたお茶室を備えた数寄屋造りで、高松藩の歴代藩主は「大茶屋」と呼ばれていました。

明治に入り、南湖に突き出る棟の形から「鞠月亭」と改名されています。

「掬月亭」は、床が低く、壁の少ない構造になっているので夏は風通しが良く、涼しく過ごせるように工夫されています。

 

「日暮亭」(ひぐらしてい)は、江戸時代初期に建てられた茅葺き草庵型の茶室です。

武者小路千家の官休庵の茶室の姿を保つ建物とされ、現存する貴重なお茶室の一つです。

明治に入り、元藩主から旧藩士が「旧日暮亭」を譲り受けたため、「旧日暮亭」を模して「日暮亭」が再建されました。

 

 

■高松の料亭「二蝶」の味が堪能できます

出典 二蝶

 

「掬月亭」と「日暮亭」は、お茶だけでなく、お食事も楽しめるお茶室です。

毎月代わる季節のお菓子とともに抹茶や煎茶をお楽しみください。

お料理は、高松の料亭「二蝶」が提供しています。

2,000円(※要予約)の季楽点心(吸物付)は、「掬月亭」(お昼食は平日のみ)と「日暮亭」(お昼食は土日祝のみ)の双方で味わえます。

おすすめは、高松ならではの「あん餅雑煮」。お雑煮の中に餡子餅が入ったこの土地ならではのお雑煮です。「あん餅雑煮」は「日暮亭」でお召し上がりいただけます。

出典 二蝶

 

■栗林公園へのアクセス

JR高徳線 栗林公園北口駅 徒歩1分
琴平電鉄琴平線 栗林公園駅 徒歩5分

栗林公園 掬月亭・日暮亭

 

 

まとめ

今回は香川県高松市の栗林公園内にある「掬月亭」と「日暮亭」をご紹介しました。

栗林公園の広大でみずみずしい景色を眺めながら、大名気分で抹茶や煎茶、和菓子、お料理などが味わえます。

 

 

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