地方へ滞在時は釣り具店へGO!地域限定仕掛けを手に入れよう

馬の耳に小林
馬の耳に小林
2021.05.15

現在はコロナ禍のため、県をまたいでの移動に制限がかかっていますが、旅行や出張で県外に出る機会があれば、ぜひとも立ち寄っていただきたいのが、釣具店です。日本は南北に細長いため、地域によって釣れる魚種や釣り方が全く違うのが面白いポイント。今回は、宮崎県の釣具店および、宮崎県の仕掛けをご紹介します。

地域によって異なる仕掛けのチェックが面白い

ご当地では当たり前とされる魚でも、ほかの地域から見ると、出会ったことがない魚であるケースは珍しくありません。そのため、その魚を釣る仕掛けもまた、はじめて出会うものである可能性が高くなります。

例えば、宮崎県では沖縄県の県魚でもある「ぐるくん」が、初心者でも狙えるメジャーなターゲットのひとつです。釣具店でも、サビキ釣りと同じコーナーで仕掛けが販売されています。

店内の掲示物も要チェック

地方の釣具店に入店したら、店内の掲示物も要チェック。同じ魚種でも、地域によってサイズが異なり、海の神秘を感じずにはいられないでしょう。筆者が訪問した釣り具店では、宮崎県の冬のターゲットとして、全国からアングラーが狙って集まる大型魚「オオニベ」の魚拓も掲示されていました。サイズは137.0cm 20kgです。

関西でも近年人気ターゲットとされる「タチウオ」も、宮崎県では、175cm 4.4kgという驚異のドラゴンサイズが釣れています。ほかにも、釣り餌や渡船情報などをチェックするのも面白いですよ。

宮崎県の仕掛けを使ってみよう

地域限定の仕掛けは、その地域の地形や魚の特性を活かしたものが作られ販売されていますが、購入して地元の海で試してみるのも楽しくておすすめです。

今回購入したのは、これからトップシーズンを迎えるサビキ釣りの仕掛けです。

0.5号針の豆アジ用の仕掛けですが、仕掛けの各サイズの違いは以下の通りです。

  • (宮崎県版)ハリス1号・幹糸2号・枝3cm・間15cm・全長1.15m
  • (全国版)ハリス0.4号・幹糸1号・枝3cm・間15cm・全長1.15m

仕掛けに使用するラインが、宮崎のほうが全国版よりも少し太め(強め)に作られているのが分かります。ラインは太いと魚に仕掛けがバレてしまうという意見もありますが、ラインが太めに作られているということは、0.5号針のサビキで釣れるイワシや豆アジなどは、宮崎の場合、重く動きが激しいのかもしれません。

いざ実釣!

実際に、和歌山県みなべ方面の漁港でサビキ釣りとして試してみました。ラインの太さが気になりましたが、結果は2時間で100匹越え。ラインが太いと仕掛けがバレて、魚が釣りにくくなるというのは、サビキ釣りの場合は、信ぴょう性に欠ける結果になりました。

サビキで釣れる魚の調理法は?

夏が近づくと、ファミリーフィッシングでサビキ釣りを楽しむ方も増えるでしょう。イワシや豆アジ、豆さばなどは、天ぷらや唐揚げ、南蛮漬けで食べるという方が多いのではないでしょうか。

今回の100匹越えの魚は、内臓処理を済ませ、小麦粉をまぶして油で揚げ、マリネ液(オリーブオイル・酢・すりおろしにんにく・塩コショウ・砂糖・レモン汁)に浸してマリネでいただきました。夏にさっぱりと、ワインやビールのおともにいかがでしょうか。

ぜひ皆様もコロナ禍がおさまり、地方へお出かけになる機会がありましたら、その地域の釣具店のチェックと、仕掛けの購入を楽しんでみてください。

 

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