ナチュラルヘアはもう飽きた!たまにはクラシカルなヘアスタイル
ブラシは使うけれど、クシとカーラーはもう何年も仕舞い込んだまま。そんなシニア世代の女性は多いかもしれません。
「手ぐしで整えるだけ!」が合言葉のナチュラルヘアはたしかに楽ちんですが、そろそろ飽きませんか?ふるゆわ、くしゅくしゅ、ざっくり、ルーズなまとめ髪は娘世代にまかせて、往年の女優のごときレトロでクラシカルなヘアスタイルを満喫しましょう。
額を出して、全体をボリューミーに
ちょうど髪のボリュームが気になりはじめるシニア世代の女性には、逆毛を立ててからシルエットを整えるクラシカルなスタイルはぴったりなのです。力を入れてとかすと、せっかくの丸みがつぶれるので注意しましょう。
ポイントは、額を出すこと。中途半端にスダレ状の前髪を残してしまうと、一気に素人っぽく貧相になります。厚めにとった前髪にクシを入れて、固めるスプレーが乾くまで絶対にクシを抜かないのがコツ。
全体ウェーブはカーラーで
コテで毛先だけを巻くのは、頭頂部の薄毛が気になる。それなら定番のカーラーを使いましょう。ゴージャスな全体ウェーブは、むしろカーラーの方がうまくいきます。
半乾きの髪にカーラーを巻いたまま眠ると、予想以上のチリチリ頭になります。ここで、みなさんは「外すのが遅かった!もう失敗だ!」と思うのですが、実は正解なので大丈夫です。
きついウェーブをバラバラにほぐすのではなく、薄くヘアオイルをなじませ、ゆっくり丁寧にブラッシングしてみてください。ブラッシングを繰り返すと、ゴージャスで美しい波が現れます。
繊細なフィンガーウェーブ風
ショートやミディアムはマンネリヘアになりがちですが、ロングにはむずかしいフィンガーウェーブのニュアンスを気軽に味わえます。クルリと丸まったクセをつけるために必要なのは、細いカーラーやコテ、なければアメピンとスプレーで。
出来上がったウェーブを一切崩さないのが、繊細さを出すコツです。このヘアスタイルはドレッシーなファッションやジュエリーがとても似合います。
幅広いファッションに対応するクラシカルヘア
クラシカルにセットしたヘアスタイルはハリウッドだけでなく、フラッパーやモダンガール、オールディーズなど、ヒッピームーブメント以前のファッションならオールマイティーにキマります。
膝のたるみや腕の脂肪、首のシワ。ここだけは見せたくないというコンプレックスは人それぞれですが、ヘアスタイルに手がかかっていると、上品さからあえて隠しているように見えてしまうのが不思議です。