秋らしくなってきたと思えば、また暑さがぶり返すといった日々が続いています。今回は「自分が茶会を開くならこんな和菓子でおもてなしをしたい」そう思った秋らしい和菓子をご紹介します。ちょっと一服して和菓子で秋を感じてみませんか?
鈴懸の「くりもち」
鈴懸は、福岡に本店がある比較的新しい和菓子のお店です。今の人たちが食べてみたいと思える和菓子があるのが特徴で、歴史の浅い和菓子店だからこそできることではないでしょうか。
この「くりもち」は、熊本県産の大粒の渋皮栗と北海道は十勝産の小豆、佐賀県産のお米を使用しています。
出町「ふたば」の豆大福
いつ通っても長蛇の列ができている出町「ふたば」。この豆餅は餡子が入っていないので甘すぎず、ちょうどいい塩梅の塩豆餅です。「ふたば」といえば豆大福と言われるほど、代名詞的な存在になっています。
時間が経つと硬くなるので、やわらかい状態で食べたい方は、買ったその日のうちにお召し上がりください。硬くなった豆餅を軽くあぶってもおいしいですよ。
出町ふたば
住所:京都府京都市上京区出町通今出川上ル青龍町236
電話:075-231-1658
鈴懸の栗きんとん
厳選した栗を使用してなめらかな口あたりに仕上げた栗きんとん。ほくほくした栗の持ち味をあますことなく生かした和菓子です。販売は9月頃から早春の1月頃まで。
素朴な秋の趣向をこらしたお茶会にぴったりのお菓子です。
福栄堂の栗おはぎ
祇園で創業して80年の歴史を持つ老舗和菓子店「福栄堂」の栗おはぎです。「栗おはぎ」は、秋のこの時期限定商品。和三盆を使用した上品な甘さの栗餡に包まれています。
福栄堂は、「祇園の月」というお団子が有名です。
福栄堂
住所:京都府京都市東山区祇園四条縄手北西角
電話:075-561-3078
鈴懸の苺大福
こんな苺大福が食べてみたい。福岡県産の甘い大粒の苺「あまおう」を柔らかい上品な求肥で包み、皮をむいた小豆のこし餡が苺の味を引き立てています。販売期間は、11月の中旬から春先まで。
まとめ
秋のお茶会にピッタリの和菓子をご紹介しました。お茶会の趣向にはさまざまな意味合いがこめられていますが、そんなことにはおかまいなしで、ただおいしそうだから、食べてみたいから、という理由でお菓子を選んでみました。おいしい和菓子があるのでお茶会を開くというのも趣向の一つだと思います。