50代や60代になって時間に余裕ができた時、何かを始めたいと思う人が多いと思います。
しかし、この年になって一から何かを始めるのは・・・と躊躇してしまいがちですよね。
大人の趣味の代表格といえばゴルフです。50代や60代からゴルフを始める方も大勢いらっしゃいます。
この記事では、50代や60代になってからゴルフを始めたいと思う人にとって、筋力が衰えて飛距離が出なくても、充分に楽しめる理由についてお伝えします!
年代別飛距離の目安
ゴルフでボールを飛ばす距離は、クラブを振る速さ(ヘッドスピード)に比例します。
アマチュアゴルファーの年代別ヘッドスピード(m/s)とドライバーの飛距離(y)は一般的に以下のように言われています。
- 30代 44 m/s 250y
- 40代 43 m/s 240y
- 50代 40 m/s 220y
- 60代 39 m/s 210y
- 70代 37 m/s 200y
年齢を重ねていくとともにヘッドスピードが遅くなっていき、飛距離が短くなっていきます。多くのアマチュアゴルファーにとって50代あたりが転換点のようですね。
これを見ると、
「年齢を重ねていけばボールが飛ばなくなり、つまらなくなってしまうのでは?」
と思う人がいるかもしれません。
飛距離が出なくても楽しめる理由は?
アマチュアゴルフは、飛距離が出なくても充分に楽しめます。その理由についてお伝えします。
短いショットとアプローチ
ゴルフのスコアは、ドライバーの飛距離よりも「短いショットや確実にグリーンに寄せるアプローチ」に大きく左右されます。
「飛ばそう、飛距離を伸ばそう」と躍起になる段階を超えた中高年の方々は、短いショットや寄せなどのアプローチを何度も行ってきた経験がものをいいます。
ラフやハザード、バンカーからリカバリーショットが成功した時は最高に気分がいいでしょう!
「こんな位置からはこう打てば良い」というあらゆる場面に対応できるショットは、力ではなく「技」がものを言うのです!
状況判断と気持ちをコントロールする力
体力や筋力に自信のある20代や30代は、ミスショットを挽回しようとしてつい力んでしまい、さらなるミスを生んでしまうのはよくあります。
しかし、人生経験を重ねて、いろいろな困難を乗り越えてきた50代や60代の方々は、状況判断能力や気持ちをコントロールする力が備わっています。
「ミスを繰り返すのではなく、ミスを最小限にとどめる」これがゴルフを楽しむ上で一番大切なこと。何事もそうですが、うまくいっていないときにこそ、手腕が問われるものです。
「飛距離が出なくてもトレーニングして筋力をつけて飛距離を出そう」なんて無茶なことを考える必要はありません。
ゴルフは自分の飛距離にあった楽しみ方ができるのです!
まとめ
ゴルフは何歳になっても楽しめるスポーツだといわれます。なぜなら、年齢や体力に合わせて楽しめるスポーツだから。
20代や30代なら、筋力を生かして飛距離を追求することができますが、50代や60代になって飛距離が落ちたなら、小技を磨いて補っていきます。身体が思うように動かなくなっても、工夫次第でいくらでもゴルフを楽しむことができるのです。
年齢を重ねた時のゴルフの楽しみ方は人それぞれです。「気楽に運動がわりにする」、「スコアメイクを目指す」、「友人との趣味を共有する」などなど・・・。いつ始めても遅くないのがゴルフです。その歳なりのゴルフを目いっぱい楽しんでいきましょう!