釣り初心者さんでも楽しめる!サビキ釣りの基礎知識

馬の耳に小林
馬の耳に小林
2018.05.14

何か新しい趣味を始めたいと考えたときに、「釣り」を候補に挙げるのはいかがでしょうか?釣りはどこかへレッスンに通う必要もなく、家族や友達と一緒でも1人でも楽しめるため、手軽に始める趣味としておすすめです。釣る楽しみだけでなく、釣れた魚を美味しく味わうこともでき、本物の味を知っているシニアの方にピッタリです。

今回は、釣り初心者の方でもチャレンジしやすい「サビキ釣り」についてご紹介します。

サビキ釣りってどんな釣り?

サビキ釣りとは、サビキ仕掛けと呼ばれる専用の疑似餌のついた針を用いて魚を釣る方法です。エサを針に引っ掛ける必要がなく、「コマセ」と呼ばれるエサを撒くことで周囲の魚を集めます。サビキの仕掛けにも、コマセを入れる袋やカゴを取りつけて、そこからエサを撒きながら魚を誘います。

周囲に回遊している魚がいれば、釣りがまったく初めてという方でも、簡単に大量の魚を釣ることができるのがサビキの特徴です。サビキでは時折思わぬ大物が掛かることもあり、釣りの楽しさを知るにはおすすめの釣り方です。

サビキの道具を揃えよう

サビキの道具を揃える場合、竿(ロッドとも呼ぶ)、リール、釣り糸(ラインとも呼ぶ)、仕掛け、エサ(コマセ)、エサをすくうスプーン、水汲みバケツなどが必要になります。釣れた魚を持って帰るためのクーラーボックスや氷、魚をつかむトングなども必要ですが、海釣り公園のような売店のある場所であれば、現地調達も可能です。

竿(ロッド)

釣りは高価な竿が必要なのでは?というイメージが強い方もいるかもしれませんが、サビキ釣りは本格的な竿がなくても楽しめるという点も魅力の1つです。

釣具店へ買い物に行ったときに、予算を提示してサビキで使える竿を見繕ってもらいましょう。サビキで使える竿は、大人用でリール付きのものが2000~4000円前後で購入できます。

仕掛け

サビキの仕掛けも、サルカン(仕掛けを引っ掛ける部分)から針のついた仕掛け、コマセを入れるカゴまで、サビキ釣りで必要なものがすべてセットになったものが販売されているため、初心者の方はサビキセットを購入すると便利です。

サビキの仕掛けを選ぶときは、針のサイズが重要になります。場所や季節によって魚の大きさが異なるため、ちょうど良い針の大きさが分からない場合は、釣り場近くの釣具店で教えてもらいながら購入しましょう。

エサ

エサは、釣具店でサビキ用に配合されたものが販売されているため、簡単に手に入れることができます。冷凍の商品もありますが、事前に準備しておきたい場合や持ち運びには、常温保存できるものがおすすめです。釣りエサ独特のにおいが苦手という場合は、フルーツ系の香りが付いたものもあるため、活用してみてはいかがでしょうか?

マルキュー「アミ姫」

※画像は公式HPより

ポイント(釣り場)は堤防や漁港、海づり公園

釣りをするにあたって重要になるのがポイント(釣り場)です。サビキの場合は、堤防や漁港、海づり公園などが有力ポイント。サビキ釣りは遠くにいる魚を狙うのではなく、周囲の魚を集めてきて釣る釣り方なので、堤防から釣る場合でも、自分のすぐ目の前で釣ることができます。

初めての釣りの場合には、海づり公園からのスタートがおすすめです。海づり公園にはトイレや売店が完備されているケースも多く、管理事務所がある場合は、釣りをしていて困ったことがあるときに尋ねることができます。

関西では、大阪南港魚つり園(大阪)をはじめ、海釣り公園とっとパーク小島(大阪)、尼崎市立魚つり公園(兵庫)、神戸市立須磨海づり公園(兵庫)、和歌山マリーナシティ海釣り公園(和歌山)、舞鶴親海公園(京都)など有数の海釣り公園があるため、週替わりで遊びに出かけるのもおすすめです。

いざ、魚を釣ってみよう!

実際に釣りに行く前に、サビキの釣り方をイメージトレーニングしてみましょう。まずは、コマセをカゴに入れます。周囲の魚を集められるように、コマセは押し込まずにふんわりと、カゴの8割程度まで詰めます。

リールから糸を出しながら、静かに仕掛けを海に沈めます。竿を上下に1~2回揺らしてカゴからコマセが出るように促し、針に魚がかかるのを待ちます。仕掛けを沈める深さを変えながら、魚がいる深さを探ってみましょう。

魚が針にかかると、グングン!やプルプル!という引きが手元にも伝わってきます。テンションが一気に急上昇する瞬間ですが、落ち着いてリールを巻き上げ魚を釣りあげましょう!

慣れてきたら、1回目の当たりがあってもすぐに釣り上げず、他の仕掛けにも魚がかかるまで待ってみましょう。うまくいけば、仕掛けすべてに魚がかかる「こいのぼり」状態になることも。

サビキで釣れる魚はおかずの本命魚

サビキでターゲットになる魚は、アジ・サバ・イワシとおかずの本命にもなる魚です。春から初夏にかけてはまだまだサイズが小さいものが主流ですが、秋に近づくにつれ徐々にサイズアップしてくるので、常に引きの違う釣りが楽しめます。

他にもサッパ(ママカリ)、グレ(メジナ)、チャリコ、ベラ、ボラなどがかかることもあります。中には毒のある魚がかかることもあるため、見たことがない魚が掛かった場合は、触らずに周囲の釣り人に確認してみましょう。周りに確認できる人がいない場合は、魚を直接触ることがないようトングでつかんで針を外します。

まとめ

新しく始める趣味としておすすめの「釣り」。釣りの世界は非常に奥が深いものですが、初心者さんでも十分楽しめるところが魅力です。自分で釣り上げた魚は、スーパーで売られているものとはひと味もふた味も違います。まずは手軽に始められる「サビキ釣り」からチャレンジしてみませんか?

 

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