コノシロの釣り方は?サビキで1年中釣れるって本当!?

馬の耳に小林
馬の耳に小林
2023.08.07

「コノシロ」という魚をご存じでしょうか。お寿司屋さんでは「コハダ」として知られています。イワシやアジ、サバなどと一緒に、サビキ釣りで簡単に釣ることができますよ。今回は、コノシロ釣りについてご紹介します。

コノシロはお寿司の「コハダ」

【画像:PhotoAC

コノシロはニシン目ニシン科の魚で、お寿司屋さんでは「コハダ」というネタで握られています。コノシロは、イワシやアジ、サバなどと一緒にサビキ釣りで釣ることができますよ。大きなものでは25~30cm程度にまで成長するため、釣り甲斐もありターゲットにするのにおすすめの魚です。

コノシロの釣り方は?

【画像:筆者撮影】

コノシロは、市販のサビキ釣り仕掛けで簡単に釣れます。群れで泳いでいるため、1匹釣れるとたくさん釣れる可能性が高いのがおすすめポイント。堤防や海釣り公園などでも釣れますが、河口や汽水域でも泳ぐ姿が見られます。コノシロは、体の大きさの割に口が小さく、やや小さめの針の仕掛けを選ぶのがおすすめです。食性がイワシと同じようなプランクトン食なので、餌は一般的なサビキ釣りに使うオキアミを使います。

初夏から初冬までは浅場にいることが多く、冬になると深場へ移動します。表層~中層を泳ぐため、姿が確認しやすいのも特徴のひとつです。コノシロは、シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロにサイズアップに従い名前の変わる出世魚です。夏は、「コハダ」にあたる7~10cm程度の若魚が釣れます。

コノシロはまずい?おいしい?

【画像:PhotoAC

小骨が多く、臭いが気になるという人もいるコノシロですが、内臓が臭いため処理の仕方に注意すれば、おいしく食べられます。特に、水環境があまりよくないところにいるコノシロは、臭いが強くなる傾向があるため、釣って食べることを目的とする場合は、水質の良い釣り場を選ぶことが重要です。

鮮度が味を大きく左右するため、釣ったあとはできるだけ早く内臓を処理すること、処理した内臓が身につかないようにすること、氷を入れたクーラーで持ち帰り、帰宅後はすぐに調理することなどが基本になります。サイズアップするに従い、小骨も硬くなり食べづらくなります。手軽においしく食べるには、コハダサイズがおすすめです。

コノシロのおすすめの食べ方

【画像:筆者撮影】

コノシロは、ニシン科らしく上品な旨みのある白身が楽しめます。酢〆や昆布〆などにすれば、臭みも感じにくくなりますが、ほかに、唐揚げや南蛮漬けなどがおすすめです。コノシロは、身が薄く少し捌きづらいことがありますが、上手に処理すればおいしく食べられますよ!

【コノシロの南蛮漬け】

  1. コノシロを三枚におろし、小骨や皮も取っておく
  2. 1を食べやすい大きさに切り、片栗粉をまぶして揚げる
  3. 油を切って冷ます
  4. 酢・醤油・酒(各大さじ3~4)、砂糖小さじ1、ごま油小さじ1を混ぜて。(3)を漬ける。好みで鷹の爪を加えてもOK

1年中釣れる嬉しい魚

コノシロは、場所さえ選べば1年を通してターゲットにできる魚です。小さなころは釣った満足感が少ないかもしれませんが、おいしく食べることができます。大きくなれば、食べるときの小骨の処理が面倒ですが、ずっしりと重みがあるため、釣り甲斐があると言えるでしょう。回遊する場所を見つけたら、ぜひコノシロ釣りにチャレンジしてみてください。

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