ロックミュージックの歴史 第4弾 R&B側からの進化

喜怒哀楽スタッフ
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2026.02.09

レイ・チャールズ

ロックに魂を取り戻した男

レイ・チャールズとは何者か?

レイ・チャールズは、1930年、アメリカ・ジョージア州生まれのミュージシャンです。

幼少期に失明という大きなハンディキャップを負いながらも、彼は音楽の才能だけで人生を切り開いていきました。

ロック史の中で彼は、R&Bとゴスペルを融合させ、音楽に「むき出しの感情」を持ち込んだ存在です。

 

どんな音楽をやっていたのか

レイ・チャールズの音楽の核心は、ゴスペル(教会音楽)にあります。
• 魂を揺さぶるコール&レスポンス
• 叫ぶような歌唱
• 身体ごと揺れるリズム

これらは本来、神に捧げる音楽でした。

しかし彼は、そのスタイルを
• 恋愛
• 欲望
• 人生の苦しみ

といった人間の感情に向けて解放します。

ここに、後に「ソウル・ミュージック」と呼ばれる音楽が生まれました。

 

ゴスペルを世俗に持ち出した罪

レイ・チャールズは、当時の黒人社会から激しい批判を受けます。

理由は明確でした。

神に捧げる音楽を、世俗の歌に使ったから

しかし彼は引き下がりません。

むしろ彼はこう示しました。

人間の感情もまた、神が与えたものではないか

この思想は、後のロックやソウルに表現の自由という概念を与えます。

 

ロックへの影響

チャック・ベリーが「ロックの形」を完成させたとすれば、
レイ・チャールズは、ロックに“感情の深さ”を与えた人物です。

彼の影響がなければ、次の存在は生まれていません。
• オーティス・レディング
• ジェームス・ブラウン
• アレサ・フランクリン
• さらにはボブ・ディラン以降のロック・ボーカル

「上手く歌う」よりも、「心を削って歌う」

この価値観は、レイ・チャールズから始まりました。

 

代表曲

**I Got a Woman**

**Georgia On My Mind**

**Unchain My Heart**

 

なぜ今も語られるのか

レイ・チャールズは、音楽を「ジャンル」で分けませんでした。
• 神聖/不道徳
• 黒人音楽/白人音楽
• 教会/ストリート

そのすべてを越えて、人間の感情そのものを音にしたのです。

だからこそ彼は、ロック史の中で
異質でありながら不可欠な存在として語られ続けています。

 

⇒次章 エルヴィス・プレスリー

⇒前章 チャック・ベリー

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