
現代競馬を語るうえで、
避けて通れない存在があります。
それが――
“社台グループ”。
なぜ彼らは、
これほどまでに勝ち続けるのか。
その始まりは、北海道の牧場でした。
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社台の原点
社台グループの歴史は、
吉田善哉
から始まります。
戦後、日本の競走馬はまだ世界水準ではありませんでした。
「本当に強い馬をつくる」
その信念のもと、
海外から優秀な種牡馬を導入。
血統改良に本気で取り組みました。
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ノーザンファームの誕生
現在、日本競馬を代表する牧場が
ノーザンファーム
生産・育成・販売を一体化。
“強い馬をつくる仕組み”を構築しました。
単なる牧場ではなく、
システムそのものが革新だったのです。
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セリ市場の革命
社台グループは、
セレクトセールを確立。
高額取引が当たり前になり、
競馬はビジネスとして巨大化します。
良血馬は億単位。
ここで“競馬産業”の構造が変わりました。
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なぜ勝ち続けるのか?
理由は明確です。
血統管理
早期育成
データ活用
クラブ法人戦略
キャロットやシルクといったクラブも、
ノーザン系が強い理由はここにあります。
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地方と中央の格差拡大
一方で、
生産力の集中は
競馬界の勢力図を大きく変えました。
地方競馬との格差。
血統ビジネスの高度化。
競馬は“ロマン”から
“戦略的産業”へと進化します。
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社台帝国は悪か?
強すぎるがゆえに、
批判もあります。
しかし事実として、
社台グループは
日本競馬を世界水準に押し上げました。
凱旋門賞への挑戦も、
この流れの中にあります。
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第4回まとめ
・吉田善哉の改革
・ノーザンファームの仕組み
・セレクトセールの確立
・競馬の産業化
競馬は今や、
“巨大ビジネス”です。
次回は、
「地方競馬の崩壊と復活」
一度は衰退した地方競馬が
なぜ再び盛り上がっているのかを解説します。

