クラシックギターの魅力
「禁じられた遊びのテーマ」や「アルハンブラの思い出」などを聴いてみて一度は弾いてみたいと思ったことがある方は多いのではないでしょうか?
『メロディーと伴奏を同時に弾くことができる』ギターの演奏は一人で弾いていると思えないくらい多彩な表現ができます。また様々な音色を出すことができることから「小さなオーケストラ」と称されることもあります。
楽器には「吹く」「擦る」「叩く」など色んな方法の発音方法があります。ギターは弦を「はじく」ことから撥弦楽器に分類されます。自分の指で直接弦に触れて”つま弾く”ギターは、弦に触れる感覚も多くの人が魅了される理由の一つです。右手左手とタイミングが合わなければ発音自体が難しい楽器ですが、その分達成感も格別です。
持ち運びができる手軽な楽器であることも魅力の一つです。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」でマリア先生がギターを野原に持って行き、子どもたちと「ドレミの歌」を歌うシーンや、トラップ大佐が「エーデルワイス」を弾き語りをしているシーンはギターが身近にあって楽しめる楽器であることを示しています。
現在ではアコースティックギター(フォークギター)やエレキギターなど多様なギターがありますが、クラシックギターはそれらの前身の楽器で、それ以前にさらに歴史があります。
大きさは現代のものより小ぶりでしたが、ベートーヴェンなどが活躍していた19世紀には存在していました。それ以前の時代の曲もギターで弾けるようにアレンジされ、現在クラシックギターの重要なレパートリーとなっています。
クラシックギターの世界ではプロ・アマ問わず幅広い時代の作曲家の曲を演奏し、様々な国の民族音楽の要素が入った曲などを演奏しています。
幅広い魅力があるクラシックギターに興味を持って頂けたら幸いです。
著者 大西洋二朗
(HP) https://yojiroohnishi.jimdo.com/