ホンダの野望は、N-VANで完結
ホンダが、Nシリーズでとうとう商用バンを発売しました。その名は、N-VANです。「ディス イズ ニッポンのノリモノ」を標榜して誕生したNシリーズ。それまで、軽ナンバーワンの覇権を争っていたスズキとダイハツをあっさり突き放してN-BOXが販売台数ナンバーワンをもう何年も続けています。まぁ、それはホンダが国内需要を考慮した時に、軽自動車の割合を重視した結果なのです。
いまや、日本のメーカーならどこでも軽自動車を購入することが可能です。それは、OME供給が進んだ結果。今や日本のどこのディーラーへ行っても軽トラックや軽バンが買えます。まぁ、供給元はスズキとダイハツなのですが、ホンダだけは頑なにどこのメーカーにもOME供給していません。各メーカー何かしら業務提携している中、頑なにホンダ純血主義に徹しているのは今のご時世かなり凄いことではないでしょうか。
新登場!ホンダの商用バン・N-VAN
2018年7月に登場した商用軽バン・N-VAN。正直使い勝手は、スズキとダイハツを上回るもの。スズキとダイハツの営業マンは冷や汗もの間違いなしです。
大きな特徴は、2つあります。一つ目は、助手席にダイブダイン機能を設けてフラットにしてより荷物を多く積むことに成功しました。積載量は、ダンボール箱(380×310×280mm)が71箱でビールケースなら40箱。これは、ホンダの商用バン・アクティよりもダンボール箱なら4箱多く積めます。
2つめは、助手席側はセンターピラーレスなので積み下ろしが楽ちん!快適になりました。まぁ、ダイハツ・タントと同じ助手席側はセンターピラーレスなのですがホンダもちゃっかり自社の軽自動車に使用しています。
ダイブイン機能が付いた助手席や後席は折りたたんで使うことが前提なのですわり心地は、正直あまりよくありません。しかし、ダンボール箱4個分の差は、仕事で使う方にとってはとてつもなく大きな差になって現れます。
ボディデザインやフロントマスクは、N-BOXと共通なのであまり商用バンといった感じがしないのも好印象です。ボディカラーは、10色も用意されているのは個人需要も多いのを見越したことからでしょうね。インパネは、あまり商用車らしくないのもよいかもしれません。ボディスタイルは、ハイルーフとロールーフの2つです。
後席から助手席まで、フラットになるので、サーフボードやバイクなど長物の積込もOKです。室内には、積載用フックも装備されているのでバイクや自転車の積込めも簡単。モトックロサーやレース専用マシンの積載車両にも使えるのはモータースポーツを趣味にしている方にとっては朗報でしょう。
また、一人ならば車中泊も改造なしで簡単に行えます。さらに、ホンダ純正OPを使えば大人2人も車中泊可能。
搭載エンジンは、660ccのNAとターボ。駆動方式は、FFと4WD。ミッションは、CVT。価格は、126万79200円(G ホンダセンシング FF)~169万1280円(+スタイル クール ターボ 4WD)。
全車に、先進的安全機能「ホンダセンシング」が搭載されているのはうれしいですね。