最近の車に積まれているエンジンは、昔に比べて種類が多くなりました。
30年前の90年代、バブルの頃ならガソリンエンジンとディーゼルエンジン、それぞれに過給機が搭載されたターボやスーパーチャージャー搭載車しかありませんでした。
それが、90年代末にはトヨタから「21世紀に間に合いました!」のキャッチコピーで登場したハイブリッドカー・プリウスが登場。
2000年代に入ると三菱・i-MiEVや世界一の販売台数を誇る電気自動車の日産・リーフが登場します。さらに、2012年に登場させた新世代クリーンディーゼルエンジン大々的にアピールし続けているマツダ。
最近話題になっているダウンサウジングターボなど現在国内で販売されている省エネエンジンについてご紹介しましょう。
ハイブリッド
トヨタが、21世紀に間に合わせた次世代エンジン。
従来からのガソリンや軽油の化石燃料エンジンと電気自動車のモーターを掛け合わせた夢のエンジンです。
低速走行時には、トルクがすぐれているモーターで走行し、馬力や速度が必要な時には化石燃料エンジンで駆動させるイイとこ取りのエンジンです。
ハイブリッドは、プリウスなどのモーター駆動を積極的に駆動させるストロングハイブリッドとモーターを補助的に使うマイルドハイブリッドがあります。
ストロンハイブリッドは、プリウスやアクアそしてホンダのインサイトがあげられます。
また、ヴィッツやフィットなどガソリンエンジンとハイブリッドエンジンが選べる車種も多くなってきています。
トヨタのハイブリッド技術は業務提携しているスバル(XV)やマツダ(アクセラ)でも販売されています。トヨタのハイブリッド技術を使いながらそれぞれオリジナルの走行フィリーングを出しているのが秀逸です。
電気自動車
国産自動車で電気自動車の先駆けになったのが2009年登場の軽自動車、三菱・i-MiEVです。
一回の充電で約120kmの走行が可能で、走行距離があまり長くありませんが一日の走行距離が40km未満なら必要十分な性能を確保しています。価格は、226万円と高価ながらかなりの販売台数をヒットさせました。
2010年登場の日産・リーフ。トヨタがハイブリッドならば日産は電気で行く方針を明確に打ち出した答えが日産リーフでしょう。
プリウスと同じセダンタイプボディで登場したリーフは、マイナーチェンジやモデルチェンジされるたびに航続距離が伸びて行き、現行モデルの2代目リーフでは、一回の充電で400kmと、ガソリンエンジン搭載車に迫る勢いです。
もはや、ガソリンタンクが小さくて燃費の悪い軽自動車以上の走行性能を確保しているのは間違いありません。
最近では、スーパーなどで電気自動車に給電設備が増えてきているので、ドライブの途中で充電出来れば航続距離がさらに伸びるのでロングドライブも可能です。
PHVとPHVE
ハイブリットの電池部分が強化されて充電のみでモーター走行も可能なPHVがあります。
トヨタでは、PHV。三菱では、PHEVと呼んでいます。
名前は少し違いますが、ハイブリッドと電気自動車のいいとこどりになっています。トヨタ・プリウスPHVや三菱・アウトランダーPHEVが代表的なところです。
紹介しきれないほどの様々なエンジン搭載車が販売
もう、一度には紹介しきれないほどの様々なエンジン搭載車が販売されているのですね。今回はこれくらいで、、、。残りは次回に紹介します。