はじめに
イワシを塩漬けにしたアンチョビは、わが家では欠かせない調味料の一つです。知り合いにイタリアンレストランのシェフがいて、その方にアンチョビの作り方を教わったことがきっかけで、以来冷蔵庫に欠かしたことがありません。今回は、みなさまにアンチョビの作り方をお伝えしたいと思います。
アンチョビ作り
「アンチョビ?気取った名前だけど作り方なんて簡単さ、ただ塩に漬け込めばいいのさ」イタリアンのシェフは、そういってアンチョビの作り方を教えてくれました。
アンチョビはスパゲッティだけにとどまらず、サラダのドレッシング(シーザーサラダなど)や、お茶漬け、ちょっとした酒の肴にも大変重宝しますよ。
また、副産物としてナンプラー(魚醤)も作れるので、お料理のバリエーションがグンと広がります。
アンチョビの材料
・新鮮なイワシ(あればカタクチイワシ、普通のイワシでも問題ありません)
・塩
・漬物用の容器
漬物容器の画像
アンチョビの作り方
1 以下の動画にもありますが、新鮮なイワシの頭に包丁を入れて内臓も一緒に取り除きます。
頭と内臓を取り除いたイワシは、流水でウロコや汚れをていねいに洗います
2 イワシをていねいに洗ったら、キッチンペーパーなどを使って水分をふき取ります。
3 家庭用の簡易的な漬物容器(画像のようなもの)にイワシを並べていきます。
このとき一段目にイワシを並べたら、その上に塩をふりかけて、さらにその上にイワシを並べるといった具合に、交互に重ねていきます。
塩分量は、イワシ10匹に対して塩小さじ1程度です。
イワシを全部漬け終えたら、冷蔵庫で保管してください。
4 一カ月ほどしたらアンチョビとしてお料理に使えますよ。
イワシから水分が出てきますが、この水分は一カ月ほどすると発酵してナンプラー(魚醤)になります。
アンチョビは、空気に触れると酸化して味が落ちるので、常にナンプラー(魚醤)に浸かっている状態にして冷蔵庫で保管しましょう。
この状態でお料理に使いながら、半年ほどは保存できます。
アンチョビを料理に使おう!
以下の動画でアンチョビを使った料理をご紹介します。
ほかにもアンチョビをまな板の上で細かく刻んで、オリーブオイルに混ぜ込み瓶に詰めておくと、バケットなどのパンと相性抜群です。
スティック状にした野菜でバーニャ・カウダにしてもおいしいですよ。
まとめ
アンチョビの作り方についてご紹介してきました。アンチョビはさまざまなお料理に使えて、少しあぶるだけでちょっとしたおかずや酒の肴にもなります。簡単に作れるので、新鮮なイワシを見つけたらぜひチャレンジしてみましょう。