梅雨入りすると、外出するのも一苦労ですよね。晴耕雨読の言葉通り読書も良いですが、この時期ならではの梅仕事に精を出してみてはいかがでしょうか?梅雨の言葉通り、この季節は梅の実の収穫の時期です。梅ジャムは作ったその日から、梅酒は半年後から味わう事ができます。手作りの味は格別!それぞれの材料と作り方をご紹介します。
- 梅酒
<材料>
- 梅…1㎏
- ホワイトリカー…1升(1.8L)
- 氷砂糖…400~800g
<作り方>
- ぬるま湯で保存用瓶をよく洗い、しっかりと乾かしておきます。
- 梅はよく洗いへたを取って、表面の水気をふき取ります。
- 瓶に梅を数個入れます。その後氷砂糖を同じくらいの分量入れます。この手順を交互に重ねていきすべての梅と氷砂糖を入れます。
- ホワイトリカーを注ぎ、蓋を閉めます。密閉した容器は冷暗所に置き保存します。
- 1週間に2~3回は容器を揺らして中身を撹拌させましょう。
氷砂糖をはちみつなどで代用したり、ホワイトリカーを焼酎やブランデーに変えてみたりするレシピもあります。保存用の瓶は小さいものから販売されています。小分けにして様々な味に挑戦し、自分好みの味を探求してみるのも面白いでしょう。
- 梅ジャム
<材料>
- 梅…1㎏
- 砂糖…500~700g
※保存用として作る場合は容器を熱湯消毒し、砂糖は多めに入れると良いでしょう。甘さ控えめが良い場合は小分けにして冷凍保存することをおすすめします。
<作り方>
- 梅はよく洗い、へたを取っておきます。たっぷりの水に半日程度つけておきます。
- 水を一旦捨て、鍋に梅を入れます。新しくたっぷりの水を加え、弱火で茹でます。梅の皮が柔らかくなり、うっすらヒビが入るくらいで火を止めます。(約30分程度)
- そのまま2~3時間置いて冷まします。
- 冷めたらそっと取り出し、新しい水の入った容器につけます。できるだけ梅の実が崩れないように気をつけましょう。さらに数時間置いておきます。
- 大きな鍋に、4から取り出した梅を手でつぶしながら入れます。種も取り除きます。分量の砂糖を加え、よく混ぜます。火にかけ、あくが出てきたら地道に取り除きましょう。焦げやすいのでたまにかき混ぜながら、最低30分間は煮ます。全体的にとろみがついてきたら火を止めて冷まします。
- 保存用の容器に入れて保存します。
梅の酸っぱさはクエン酸という成分によるもの。クエン酸には、ミネラルの吸収を助けたり、雑菌の繁殖を防いだりという嬉しい効果が期待できます。また身体の疲労回復のサポートをしてくれるとも言われています。湿度が高く疲れが溜まりやすい季節。梅のパワーに助けてもらいながら、元気に過ごしたいものですね。