ここをリセット!シニア女性のメイクポイント
ビジネスメイク、PTA活動のメイク、冠婚葬祭のメイク。時と場合に応じてメイクを使い分けてきたシニア女性のメイクは、きっとベテランの域に入っているはず。でも最近、同じメイクなのに厚化粧に見えるようになっていませんか?今回は、シニアメイクのリセットポイントをお伝えします。
最初にリセットすべきはシェーディングの常識
のっけから常識を疑ってほしいのが影の作り方です。シェーディングを入れるとき、ぐるりと輪郭(りんかく)をかこんでいませんか?
濃すぎる影は、顔全体を暗く不健康にしますが、年令で肌がくすめばなおさらです。必然的に、明るく白い肌と赤い頬や唇でバランスをとらなくてはなりません。これが、厚化粧に見える原因なのです。
輪郭のタイプに合わせたシェーディングの入れ方をチェックしてみましょう。また、どのタイプもこめかみには絶対に影を作らないことがポイントです。
卵型と面長のシェーディング
- 額の生え際は上部だけ、横に広げない
- あごの下に少しだけ
- フェイスラインには入れない
ベース型と丸顔のシェーディング
- 額の生え際は横に広げる
- あごの下から耳下のフェイスライン、最後に鎖骨へとおろす
美人を作るの目の下の三角
続いてハイライト。光の作り方ですが、こめかみには必ずハイライトを入れて明るくしてください。唇のボリュームがなくなってきた人は、人中(唇の上にあるくぼみ)にもサラッと。
卵型と面長のハイライト
- 額は横に広げる
- 鼻筋は上部だけ
- 目の下に逆さまの正三角形を作り、こめかみとつなげる
ベース型と丸顔のハイライト
- 額は中心部だけ
- 鼻筋は縦にのばす
- 目の下に逆さまの二等辺三角形を作るが、こめかみとはつなげない
リップライナーを見直そう
「口紅の色より一段ダークな色」というのがリップライナーの常識ですが、それでも口紅が浮いたりにじんだりするなら、もうひと手間かけてみましょう。
間違いないのは、いったんコンシーラーで唇の輪郭を消すことですが、実際には面倒なはずです。おすすめは、ベージュのリップライナーで唇の輪郭をクッキリとさせる方法です。
とにかくシニアのリップメイクで大切なのは、口角(唇の両脇)をつなげること!ここが痩せてつながらなくなると、口元全体の締まりがなくなってしまいます。
口紅でアイシャドウを決める
アイシャドウはベージュかピンクに決めているシニア女性は多いかもしれません。それ以外の色を使ってみたくても、いざとなるとイメージがわかなくて躊躇(ちゅうちょ)してしまうのでは?
最後に、パーソナルカラーをベースに口紅とアイシャドウの組み合わせを紹介します。
オレンジ系やベージュの口紅が似合う女性のアイシャドウ
オレンジ、ベージュ、ゴールド、カーキグリーン、バナナイエロー
レッド系や青ピンクの口紅が似合う女性のアイシャドウ
ピンク、パープル、ブルー、シルバー、ライムグリーン、レモンエロー