船釣りに挑戦したいと思っても、何から始めたら良いのか分からない方もいらっしゃるかもしれません。今回は、船釣りに挑戦するときのスタートガイドをまとめした。気候が安定したら、ぜひチャレンジしてみてください。
(1)船宿を探し予約を入れる
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まずは、どの船で何を釣るかを決めます。船宿という貸し船の世話をしている方へ予約を入れます。初心者でも船釣りが楽しめるかどうかは船宿選びで大きく変わるため、情報源も重要です。船宿の選び方が分からない方は、釣具店に相談するのがおすすめです。初心者にも親切で釣果の上がりやすい船宿を教えてくれるはずです。
船宿へは、釣りたい魚種を伝えて船の予約を入れます。初心者でも大丈夫かどうか、貸し竿の有無や仕掛けの詳細、集合時間のどのくらい前に着けば良いかなど確認します。特に仕掛けやオモリの詳細は重要なので、メモを取っておきましょう。
(2)当日の注意点は?
乗船時間よりも早めに到着するのが基本です。船内の席は先着順であるケースが多く、早い人は前日から準備をしています。初めての場合は分からないことも多いため、時間に余裕を持って行動しましょう。受付で料金を支払い、乗船前にお手洗いを済ませておきます。船に乗り、席についたら竿の準備をします。両サイドに釣り人がいる場合は、挨拶も忘れずに。
(3)釣りスタート
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出航したからといって、すぐに釣りができるわけではありません。船釣りでは、船頭さんが釣れる場所まで船を出してくれるため、船が目指す地点に着くまで待ちます。船内では、かならず船頭さんの指示に従って行動しましょう。釣りをしても良いという合図が出るまで、仕掛けを投入するのは禁止です。
(4)下船
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終了時刻になり釣りが終わったら、ゴミを片付けて周りをきれいにしたら下船します。借りた道具を返却し、船宿に挨拶をして帰路につきます。船宿によっては魚を〆てくれたり、写真や魚拓を撮ってくれるサービスがある場合もあります。
船釣りの疑問Q&A
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Q.船の種類の違いは?
A.船の種類は、乗り合いとチャーターの2種類があります。乗り合いは、予約をした人が集まって船が出るシステムで、知らない人と一緒の船に乗って釣りをします。チャーターは団体で予約をし、船を貸切って釣りをします。多くのアングラーは手軽な乗り合い船を利用しています。
Q.仕掛けや道具が不安
A.仕掛けや道具は、船宿で購入できたりレンタルできたりします。どんなものを用意すれば良いか分からない方は、予約の際に相談し、購入やレンタルを利用するのもおすすめです。自分で用意する場合は、針のサイズやオモリの重さなどを詳しく確認しておきましょう。特にオモリは指示通りのものに合わせておかないと、周囲の方と仕掛けが絡んでしまうことがあるため注意が必要です。餌は船で用意してくれるのが一般的ですが、事前に確認しておくことをおすすめします。
Q.持ち物や服装の注意点は?
A.タオルやごみ袋などは多めに持参しておくと安心です。バッグや小物類も防水性のあるものや濡れても良いものを持参します。日中の釣りは太陽の照り返しが強いため、サングラスや偏光グラスが必需品です。
服装は、日差し対策や水濡れ対策が必須です。船の上は地上よりも気温が低いことが多く、夏以外は防寒対策をしておくことをおすすめします。風を通さない素材のウィンドブレーカー等もあると便利です。靴は長靴がおすすめです。
Q.昼食はどうすれば良い?トイレはあるの?
船釣りでは、昼食時間が特に決められているわけではなく、自由に持参した昼食を食べます。片手で食べられるような、おにぎりやパンなどを持参すると良いでしょう。船内のキャビンで休憩も取れます。船内にはトイレもついているためトイレの心配は不要ですが、ウェアの着脱や揺れがあるため、快適である保証はありません。できるだけ乗船前にお手洗いを済ませておくことをおすすめします。
暖かくなったら船釣りも
船の上は、地上よりも1か月程度季節が逆戻りしていると考えておくと良いでしょう。気候が安定し、日中は少し暑いかなと感じる程度になったら船釣りが快適な季節です。おかっぱりに比べると準備が大変ですが、船釣りにしかない楽しみもあります。ぜひチャレンジしてみてください。