今こそ秋サヨリ釣り!専用仕掛けは必要?釣果を上げるコツを紹介

馬の耳に小林
馬の耳に小林
2023.10.11

市場に出回りにくく、江戸前寿司でも高級すしネタとして人気のサヨリですが、タイミングさえあえば、入れ食い状態で釣れるのをご存じでしょうか。今回は、サヨリ釣りについて、釣れる時期や仕掛け、釣果を上げるコツをご紹介します。

サヨリが釣れる時期は?

撮影:筆者

サヨリが接岸し釣れるようになる時期は、秋や春だと言われますが、正確な時期は地域によって大きく異なり、ハイシーズンを見極めるのが非常に難しい魚だと言えます。近年、近畿や北陸あたりでは、この時期(秋)に釣果があがるケースが増えています。群れで回遊するため、サヨリが接岸しているときは入れ食い状態で釣れることも珍しくありません。しかし、サヨリの群れは移動が速く、長く同じ場所にとどまることが少ないため、近隣の釣具店や釣り人によるサヨリ接岸情報は要チェックです。

サヨリの接岸は目視が基本

サヨリが接岸しているか、群れが入ってきているかをどのようにして知るのかと思う方もいるかもしれません。サヨリは海面付近を泳ぐため、群れが入っているときは、目視で確認できます。群れが入っているときは、潮通しの良い堤防などで、海面がサヨリの体の色でキラキラしていることがあります。

サヨリ釣りの仕掛けは?

画像:ハヤブサ公式HPより

サヨリは号数の小さなサビキ仕掛けで釣ることができます。とはいえ、前述したようにサヨリは海面付近を泳ぐため、海面付近で針が漂うように作られたサヨリ専用の仕掛けが販売されています。

撮影:筆者

サヨリは下あごが長く突き出た特殊な口をしていることもあり、釣果を上げるには、サヨリ専用の仕掛けがあったほうが断然良いと言えます。専用仕掛けにサヨリがかかると、海面に浮いている3連シモリがサヨリの泳ぐ方向へ流れていくため、動きを確認して釣りあげるだけでOK。魚の動きを目で楽しむこともでき、小さなお子様との釣りにもおすすめです。

釣りあげるときは、岸に引き上げるまで丁寧に作業することがポイントです。サヨリの口はとても小さく針が外れやすいため、乱暴に扱うとバレてしまうことも少なくありません。

サヨリ釣りの餌は?

サヨリの餌はサビキ釣りで使うコマセでOKですが、アジやサバなどを釣るサビキとは異なり、深く沈める必要はないため、海水で薄めて水コマセにして海面に撒くのが基本です。釣果を上げるためには、サヨリ仕掛けの針にアミエビを付け餌します。アミエビは、サイズの小さなものがおすすめです。

画像:HIROKYU公式HPより

アミエビが上手に付けられない方や手返しを良くしたい方には、付け餌専用に硬めに加工されたアミエビやはんぺんがおすすめです。付けやすく外れにくいため、釣果アップに役立ちます。

サヨリには寄生虫がつきもの※閲覧注意※

撮影:筆者

大半のサヨリには、「サヨリヤドリムシ」という寄生虫がいます。サヨリが生きているときは、サヨリのエラに寄生しているため、サヨリが釣れて持ち帰り、いざ捌こうとしたらエラやエラから体表に出てきた寄生虫に遭遇することも珍しくありません。サヨリヤドリムシはエラに寄生しているため、それを食べてしまう可能性は低いものですが、万が一食べてしまっても無害で問題ないとされています。アニサキスのように実害がないため、安心と言えるでしょう。

情報をチェックしてサヨリを釣ろう

撮影:筆者

サヨリの釣果を上げるには、いかに針を海面近くに漂わせておくかが鍵になるため、サヨリ専用の仕掛けの導入がおすすめです。釣れたと思っても焦らず丁寧に作業することで、バレる可能性を下げられます。水コマセは広めに撒いて、周囲から広くサヨリを集めてくることがポイント。サヨリの群れは移動が速いため、接岸情報をキャッチしたらいつでも釣りに行けるよう、事前にサヨリ仕掛けを入手しておくことをおすすめします。おいしい高級魚をぜひ釣って楽しんでください!

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