例年6月上旬に梅雨入りすることが多い関西、梅雨入り間近の関西、梅雨時期に釣りを楽しむには、どのようなポイントに気を付ければ良いのでしょうか。この時期に釣りやすいターゲットとともにご紹介します。
近畿の梅雨入りはいつ?
沖縄や奄美大島では平年よりやや早くすでに梅雨入りしていますが、近畿ではいつ梅雨入りするのでしょうか。例年では6月上旬、昨年は6月12日ごろ、例年よりも約1週間遅く梅雨入りしました。今年も6月上旬予報が出ていますが、日本気象協会の5月25日現在の最新予報では、近畿は平年よりもやや早めの梅雨入り、6月3日ごろと見られています。
梅雨の釣りで気を付けること
梅雨の晴れ間が休日とかぶると、釣りに行きたくて居ても立っても居られない方が多いのではないでしょうか。梅雨の釣りで気を付けることをまとめました。
雨対策は確実に
雨の日、梅雨の長雨は海水が濁り、魚の警戒心が薄れることや、釣り人の人数も減るため、魚が釣りやすいという見方がされることがあります。梅雨の晴れ間や小雨の際には、雨対策を怠りがちですが、長時間雨にさらされると、体温が奪われて風邪を引いてしまうことも珍しくありません。防水加工の施されたレインウェアを着用し、くれぐれも体を冷やさないよう注意しましょう。
足元に注意
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地面は雨に濡れて滑りやすくなっているため、足元が安定しない釣り場は避けたほうが無難です。石やコンクリートの上も滑りやすくなっています。滑りやすい場所を避けた安全なポイントを探すことが大切です。シューズは雨用のグリップ力が高い滑り止め付きがおすすめです。
急な天候の変化に気を付けて
梅雨前線は、気流の向きが異なる塊がぶつかるところに現れますが、梅雨前線の位置の特定は難しく、また時間の経過とともに位置が変化するため、正確に場所を特定することは今のところ不可能に近いとされています。風の向きが予報とは異なることも珍しくはないため、大丈夫と過信せず、気象情報や台風情報はこまめに確認することが正解です。現地で変化の兆候が見られる場合は、早めに納竿することをおすすめします。
河川の増水に注意
渓流釣りや川の近くで釣りをするときは、河川の急な増水に注意しましょう。河川の増水は雨が上がったあと、上流からの水が下流に渡るまで時間がかかり、雨上がりに時間差で発生することが多くあります。足場もゆるくなっているため、雨の前後は川に近づくのは危険です。
梅雨時期に釣れるターゲットは?
梅雨の時期は、釣りをお休みしがちですが、梅雨の時期だからこそ狙いたいターゲットもいます。梅雨に釣れる魚をまとめて紹介します。
イサキ
イサキは「梅雨イサキ」と呼ばれることもあるほど、この時期に釣りやすくおいしくなる魚です。イサキは夏に産卵を迎えるため、この時期はしっかりと栄養を摂るために活性が良くなります。沖つりがメインになりますが、場所によっては岸から投げてエサ釣りでも狙えます。
マゴチ
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高級魚マゴチは15度以上が適温となり、25度前後までが活性が高めです。そのため梅雨時期は真夏よりも釣りやすいことが少なくありません。ヒラメ釣りと同じ仕掛けで釣れますが、海底を好む魚のため、ボトムを引きずるようにシンプルに巻くだけでOKです。グロテスクな見ためからは考えられない、上品な味わいが楽しめますよ!
シーバス
海水温が高まり、小魚の活性が上がるとシーバス釣りが楽しくなってきますよね。梅雨時期にはシーバスは産卵を終えて、再び活性が高くなり始めます。河口でのシーバス釣りがスタートしますが、雨前後の河川の釣りは危険です。情報をこまめにチェックして、安全な釣行を心がけてください。
梅雨時期は安全を最優先に
梅雨時期は魚の警戒心も弱まり、真夏よりも釣りやすいと感じる釣り人も少なくありません。しかし、雨のときは足場が滑りやすく、思わぬ事故やケガのリスクが高まります。基本的には、雨の釣行はおすすめできませんが、出かける際には万全な雨対策を施し、気象や釣り場の情報をこまめにチェックして、安全に楽しむことをおすすめします。