シーズン到来!釣れたワタリガニ(ガザミ)の茹で方は?

馬の耳に小林
馬の耳に小林
2020.08.24

初夏から秋にかけて、ワタリガニ釣りがシーズンを迎えます。一般的に、ガザミと呼ばれることも多く、種類も豊富です。今回は、釣れたワタリガニの茹で方を紹介します。食味が抜群に良いワタリガニ。自分で釣って、美味しくいただきましょう!

ワタリガニ釣りってどんな釣り?

「釣り」といっても、ほとんどのケースでカニ釣り専用の網を投げてカニを捕獲するというもの。投網は禁止区域も多いため、カニ獲りを楽しむときは、投網がOKかどうかを事前に確認しておくことをおすすめします。

投網以外では、投げ竿にオモリとエサ袋、専用カニ網を付けてちょい投げをし、置き竿をしてカニがかかるのを待つという釣り方もメジャーです。カニは嗅覚がすぐれているため、エサ袋には、サバのアラやイワシの丸干しなどを使うと集カニ効果が高まります。堤防や岸壁から、比較的流れの緩やかな砂地が狙い目です。

ワタリガニの茹で方は?

ワタリガニは釣る以外にも、岸壁から見えているカニをタモですくうことでも簡単に捕獲できます。捕獲できたワタリガニを茹でる方法をご紹介します。上手に茹でて美味しくいただきましょう!

(1)爪を輪ゴムでまとめる

ワタリガニは気性が荒く、2匹以上一緒にしていると、すぐにケンカしてしまうため、捕獲できたら爪を輪ゴムでまとめることをおすすめします。輪ゴムは、少し大きめ&太めのものを100均ショップなどで事前に購入しておくと便利です。輪ゴムははずさずそのまま茹でると、お鍋のなかでもかさばりません。

(2)ワタリガニをしめる

次に、生きたワタリガニをしめます。ワタリガニを裏返した袴の先端が急所です。急所の場所が分かったら、目打ちで突いてしめます。ワタリガニは、袴が細くとがっているものがオス、丸い三角形になっているのがメスです。特に夏のオスは、食味が良いのでおすすめ!冬はメスの内子が最高ですよ。

しめずに茹でてしまうと、カニ自身が自分の足をバラバラに外してしまうので注意しましょう。しめたらカニをキレイに洗います。

(3)ワタリガニを茹でる

ワタリガニを入れても少し余裕がある程度のお鍋を用意し、水をたっぷり入れて沸騰させます。カニだけを楽しむときは、3%程度の塩を入れて塩茹でします。茹で汁をあとから調味して料理に使いたい場合は、塩はほんの少しだけにすると良いでしょう。

水が沸騰したら、ワタリガニを甲羅を下にして静かに入れます。再び沸騰してから20分程度茹でたらできあがりです。

ワタリガニの茹で汁の活用法は?

ワタリガニの茹で汁は、そのまま料理に使用する人もいますが、最初に茹でたものには臭みも出ているため、あまりおすすめできません。食べ終わった殻をお鍋にかけて30分程度煮出すと美味しい出汁が出るので、料理にはそちらを使うことをおすすめします。

ゆで汁の活用範囲は広く、出汁巻き玉子やお吸い物、お味噌汁、茶わん蒸し、雑炊、パスタソースなど。水分を足す料理に、水の代わりにカニ出汁を使ってみると、意外なおいしさが発見できるかもしれません!

手軽に釣れる&美味しいカニの魅力

カニ釣り&カニ取りは手軽にチャレンジできるのに、成果(美味しさ)が大きいのが特徴です。投網の禁止区域でないかに気を付けて、ルールとマナーを守って楽しみたいですね。ハサミでケガをしないように注意しながら、安全に捕獲してくださいね!

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