はじめに
そろそろ、お花見シーズン真っただ中ですね。お花見は楽しみたいけれど、お料理を作って持って行くのが大変。今回は、簡単に作れて豪華に見えるお花見にピッタリのお料理をご紹介します。あわせて、お花見料理の盛りつけにピッタリな器もご紹介したいと思います。
「山海佳肴(かこう)盛り」のすすめ
美食家として知られる北大路魯山人は、山海の馳走をただ焼いて盛りつけただけの「山海佳肴盛り」という鉢でお客をもてなしました。
「山の幸も海の幸も、ただ焼くことによって、それぞれの持ち味を最大限に発揮させることができる」と魯山人は言っています。
今回筆者が花見用に調理したのは、玉子焼きと蝦の塩焼き、ブラックペッパーチキンの3品です。調理時間は10分から20分程度。短い時間で作ったとは思えない豪華な印象のお料理になりますよ。
玉子焼きの作り方
玉子焼き器があれば焼きやすいのですが、ない場合はフライパンでも充分キレイに焼けます。フライパンで焼く場合は、両端を折りたたんでからくるくると巻いて、あとは巻き須にとって20分ほど冷まします。冷めたら包丁で適度な大きさに切って盛りつけましょう。
蝦の塩焼きの作り方
蝦の塩焼きも塩をふって、ただフライパンなどで焼くだけです。とても簡単。焦がさないように香ばしく焼き上げることがポイントです。
ブラックペッパーチキンの作り方
鶏モモ肉の両面に塩・胡椒(ブラックペッパー)をふって、皮目を下にして焼いていきます。皮目に焼き色がついたら裏返します。鶏との相性抜群のゴボウも一緒に焼きます。
焼き上がったら、包丁でザクザクと手際よく切って、ゴボウと一緒に盛りつけてください。
お花見にあると嬉しいアイテム「波佐見焼の重箱」
いろいろなシーンで使える良い感じの重箱を探していて見つけたのがこちらの波佐見焼(長崎県東彼杵郡波佐見町にある焼物の産地)の重箱です。はじめは木製の重箱を探していたのですが、どれも高額で、少し手ごろだと思ったら中国産の雑な商品だったりと、とても迷いました。
探しているうちに、ひょいと候補に現れたのがこの磁器の重箱です。木にこだわる必要はないし、磁器の方がお手入れも簡単だし、お花見料理が映えるのではないかと直感しました。磁器の型物にしては少々値が張るな、という印象はありましたが購入してみました。使いやすいので、お気に入りの器として日常的に使っています。
まとめ
お花見にピッタリの手軽で豪華に見えるお料理と、お料理を盛りつけるのにピッタリな波佐見焼の重箱をご紹介しました。お料理だけでなく、お茶会の和菓子などを盛りつける盛鉢としても使えそうです。蓋がついているので「うな重」や「丼もの」の器としても最適。気の合うお友達をさそってお花見を楽しんでみませんか。