はじめに
茶道の教室に長いこと通っているという方はいらっしゃいませんか?茶道教室に通うとお師匠さんから、襖の開け閉めや、身のこなし、正しいお茶の点て方などが直接教えてもらえるので良いと思います。しかし、お茶の師匠に長くついて勉強したからといって上達するものではありません。今回は自宅で気軽にお茶を楽しむための道具について解説していきます。
■これだけあれば大丈夫「お茶の道具」
・お茶碗
一般的には抹茶茶碗と呼ばれるものを使用します。しかし、有名な井戸茶碗や斗々屋茶碗(ととやちゃわん)はすべて庶民が使用していたご飯茶碗です。つまり、普通に使用しているご飯茶碗でお茶を点ててもなんら不自然でありません。底の広いお茶碗の方がお茶を点てる際にきれいに泡立つのでオススメです。骨董市で見つけたカフェオレボールのような器でも良いでしょう。
・茶筅(ちゃせん)
茶筅は抹茶をしゃかしゃかと泡立てて点てる道具です。茶筅だけは代用がきかないので、茶道具の専門店などでお買い求めください。おそらく2千円から3千円程度だと思います。
・茶杓(ちゃしゃく)
茶杓は、棗から抹茶をすくってお茶碗に入れる際に使用します。500円から1,000円ほどで販売されています。
・茶巾(ちゃきん)
茶巾は、茶筅とおしを行った後、お茶碗を拭くために使用します。5枚か10枚セットで販売されています。
引用:アマゾン「M片麻茶巾」
・ポット(炉・茶釜のかわり)
自宅でお茶を点てる際には、ポットにお湯を入れて、炉・茶釜のかわりにします。
■あったらなおよい「お茶の道具」
・袱紗(ふくさ)
袱紗はお茶道具を清めたり、お茶碗を置く際に使用するので、あった方が良いでしょう。袱紗さばきの動画を見ながら習得して、自然体で袱紗さばきができるようにしましょう。
引用:アマゾン「ふくさ」
・棗(なつめ)
棗は抹茶を入れておく容器です。棗の多くは漆塗りの漆器ですが、最近はプラスチック製のものも多くなりました。自宅でお茶を楽しむのでしたら、プラスチック製の棗で十分です。
引用:アマゾン「棗」
・建水(水を捨てる容器・大きめの器で代用可)
お茶碗をゆすいだ後の水を捨てる容器です。大きめの器で代用できます。
引用:アマゾン「建水」
まとめ
今回は、「これだけあればすぐにお茶が点てられる」と題してお届けしました。今は動画サイトなどでわかりやすく解説されているので、いつでもお茶の勉強ができるようになりました。今回ご紹介した道具があればすぐに茶道がはじめられます。ご自宅などで気軽に楽しんでください。日常の風景が変わってきますよ。