【ジョニー・B.グッド】ロックの殿堂入りを果たしているチャック・ベリーってどんな人?

泉水ちか
2022.04.26

独特のギターリフを使った演奏と腰を曲げて歩きながらギターを弾く「ダックウォーク」で有名なチャック・ベリー。映画好きの方なら1985年公開の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、主人公マーティ・マクフライがノリノリで演奏した「ジョニー・B.グッド」のシーンを覚えているのでは?

チャック・ベリーは、ロックンロール創始者の一人とされており、1986年には第1回「ロックの殿堂」入りを果たしています。ビートルズやローリング・ストーンズなどに多大な影響を与えたチャック・ベリーとはどのような人物だったのか、また、ゴールデンレコードのエピソードをご紹介しましょう。

主な経歴

チャック・ベリーは1926年、アメリカミズーリ州セントルイスの中流家庭に生まれました。幼少期から音楽に興味を持ち、6歳の頃から聖歌隊に参加。15歳の頃にギターを始め、工場で働きながら弾き語りの仕事にも就きます。1953年にはサー・ジョン・トリオにギタリストとして加入し、ステージを見たマディ・ウォーターズの紹介で1955年にチェス・レコードと契約を果たします。

シングル「メイベリーン」でデビューしてからは、ステージ上でウケるため、代名詞ともいえる「ダックウォーク」や足を広げてジリジリ前進する動きなど、ライブパフォーマンスに磨きをかけていきます。20代は自身のギタースタイルを確立した時期でした。

その後は、シングル「ロール・オーバー・ベートーベン」、1stアルバム「アフター・スクール・セッション」、シングル「スクール・デイズ」「ロックンロール・ミュージック」をリリース。歌詞に共感したティーンエイジャーを中心に、人気が急上昇していきます。

勢いはそのままに、2ndアルバム「ワン・ダズン・ベリーズ」、シングル「スウィート・リトル・シックスティーン」「ジョニー・B.グッド」「キャロル」を発表。これらの楽曲によって、おなじみのフレーズが確立したといえるでしょう。
1959年には3枚目のアルバム「チャック・ベリー・イズ・オン・トップ」をリリース。

その後も多くのシングルやアルバムを発表しています。1964年、ビートルズやローリング・ストーンズなど当時の人気バンドが次々にカバーすることでチャック・ベリーの人気が再燃。1981年には初の来日公演も行っています。

90歳になった2016年10月に自然死しますが、翌年には遺作となった38年ぶりのアルバム「Chuck」(邦題「チャック〜ロックンロールよ、永遠に。」)がリリースされて話題になりました。

宇宙を旅するチャック・ベリーの楽曲

1977年にNASAが打ち上げた2機のボイジャー探索機には、地球外生命体探査を目的とした「ゴールデンレコード」が搭載されています。この「ゴールデンレコード」には、バッハやベートーベン、各国の民族音楽に加えてチャック・ベリーの代表曲「ジョニー・B.グッド」が収録されており、地球の音楽の一つとして宇宙に放たれているのです。

2012年、「ジョニー・B.グッド」を載せたボイジャー探索機は太陽系を離れ、現在も恒星近くに向けて航海を続けています。4万年後には、恒星「Gliese 445」に到達する見込みだということ。地球外生命体がチャック・ベリーの音楽を聞く日が訪れるかもしれません。とても夢があるエピソードですね。

まとめ

「ジョニー・B.グッド」や「キャロル」など、独特のイントロフレーズが魅力のチャック・ベリー。「ロックンロールとはどんな音楽なのか」と聞かれた時は真っ先に答えたい名前だといえます。

動画やCDで彼の音楽を今一度楽しんでみましょう。

ベスト・オブ・チャック・ベリー
チャック・ベリー

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泉水ちか
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