ロックミュージックの歴史 第29弾 ロックは終わったのか?

喜怒哀楽スタッフ
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2026.03.23

メインストリームの終焉と、“精神”としてのロック

「ロックは終わった」

この言葉は、実は何度も繰り返されてきた。

• 70年代後半 → パンクの登場
• 90年代後半 → グランジの終焉
• 2000年代 → ニューメタルの衰退

つまりロックは

何度も“終わった”と言われながら生き延びてきた音楽

である。

 

本当に終わったのは何か

ここをはっきりさせる必要がある。

終わったのは「ロックそのもの」ではない

終わったのは「ロックが中心だった時代」

 

① メインストリームの交代

かつてロックは

“若者の代弁者”

だった。

しかし現代では
• ヒップホップ
• トラップ
• ポップ

がその役割を担っている。

 

なぜ交代したのか

● リズムの優位性

ヒップホップは
• ビート重視
• 身体性が強い

現代のリスナーに合っている

 

● 制作の自由度

ロック
バンド必要

ヒップホップ
PC1台で可能

 

時代と合っている

 

② “バンド文化”の衰退

ロックの核は

バンドだった

しかし現在は
• ソロアーティスト
• プロデューサー主体

 

“集団で演奏する文化”が弱くなった

 

③ ロックは“完成してしまった”

ロックのピーク

Linkin Park

 

この時点で
• ヘヴィ
• メロディ
• 感情

すべてが揃った

 

つまり

「やり尽くした」

 

④ だから解体が起きた

その後の流れ

・The Strokes
・Arctic Monkeys
・My Chemical Romance

 

ロックは
• シンプルに戻る
• 洗練される
• 感情に寄る

分裂した

 

そして現代

ロックはどうなったか

“形”を失い、“概念”だけが残った

 

⑤ ロックの再定義

昔のロック
• ギター
• バンド
• 反抗

今のロック
• ジャンル横断
• 個人表現
• 内面志向

つまり

ロック=“生き方”

 

⑥ 現代アーティストに見る“ロック性”

Billie Eilish

• 静かな音
• ダークな世界観
• 反抗的姿勢

ロックではないが

ロック的

 

Tame Impala

• サイケロックの再構築
• DAW主体

ロックを“音響”に変えた

 

The 1975

• ポップ
• R&B
• ロック

ジャンルを壊す

 

ここが核心

ロックは消えたのではなく
“拡散した”

 

⑦ ロックの現在地

一つのジャンル

 

全ジャンルに存在

 

結論

ロックは終わったのか?

答えは

NO

“見えにくくなっただけ”

 

最終結論

ロックは死んだのではない。

ただ、中心から外れ、
あらゆる音楽の中に溶け込んだだけだ。

そして今も、
誰かが「自分らしくあろう」とする瞬間に、
ロックは鳴っている。

 

⇒次章 ロック史まとめ(総集編)

⇒前章 現代ロックの流れ

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