ロックミュージックの歴史 第6章 ロックの狂気とエネルギーを決定づけた存在

喜怒哀楽スタッフ
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2026.02.11

リトル・リチャード

ロックに「狂気」と「爆発力」を与えた男

リトル・リチャードとは何者か?

リトル・リチャードは、
1932年、アメリカ・ジョージア州生まれのミュージシャンです。

ロック史において彼は、
• 最もうるさく
• 最も派手で
• 最も理解されなかった

存在かもしれません。

しかし断言できます。
彼がいなければ、ロックはここまで自由になっていません。

 

どんな音楽をやっていたのか

リトル・リチャードの音楽は、それまでのR&Bやロックンロールとは明らかに異質でした。
• ピアノを叩きつけるように弾く
• 叫ぶ、笑う、奇声を発する
• 高速テンポ
• 身体ごと音楽に飛び込む

彼の代表的なシャウト

“A-wop-bop-a-loo-bop a-lop-bam-boom!”

は、意味のある言葉ではありません。

しかしそれこそが、ロックの本質でした。

 

なぜ「危険な存在」と見なされたのか

リトル・リチャードは、1950年代アメリカ社会のあらゆるタブーを同時に踏み越えていました。
• 黒人
• 派手なメイク
• 女性的なファッション
• 性別の境界を曖昧にする表現
• 教会育ちのゴスペル的シャウト

彼は、「音楽」だけでなく、存在そのものが反抗でした。

社会は彼を「下品」「危険」「理解不能」と非難します。

 

ロックへの影響

エネルギーという概念を持ち込んだ

チャック・ベリーが、ロックの「構造」を作り、
レイ・チャールズが、ロックの「感情」を解放し、
エルヴィスが、ロックを「社会現象」にしたとすれば、

リトル・リチャードは、ロックに理性を超えたエネルギーを注ぎ込みました。

彼の影響を公言するミュージシャンは数え切れません。
• ビートルズ(初期の叫び)
• ジェームス・ブラウン
• プリンス
• デヴィッド・ボウイ

ロックが「壊れてもいい音楽」になったのは、彼のおかげです。

 

代表曲

**Tutti Frutti**

**Tutti Frutti(別公式音源)**

**Long Tall Sally**

**Good Golly, Miss Molly**

 

なぜ今も語られるのか

リトル・リチャードは、後に宗教へ回帰し、ロックから距離を置く時期もありました。

それでも彼は、ロック史から消えることはありません。

なぜなら彼は、ロックに「制御不能でもいい」という許可を与えたからです。

 

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⇒前章 エルヴィス・プレスリー

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