ゴルフの歴史とは?発祥国と日本への伝来について知ろう!

seita37
2021.06.09

ゴルフは世界中で人気のスポーツですが、

「ゴルフはいつ誕生したのだろう」

「ゴルフ発祥の国はどこだろう」

と疑問を抱く人もいるのではないでしょうか。

 

ゴルフの起源については 、オランダ、イギリス(スコットランド)、フランス、その他の国など様々な発祥説があります。

 

この記事では、各国の発祥説、また日本にはいつ伝わってきたのかについてご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください!

 

オランダ発祥説

14世紀のオランダでは、立てかけたポールに向かって長い棒でボールを打ち、少ない打数でポールに当たった人が勝つゲームが行われていました。

 

コースの長さは約1,000ヤード。1ラウンド4ホールで、ボールは羽毛を皮で包んだものを使用していました。

 

このゲームの名前が「コルベン(kolven)」と呼ばれ、これがのちにオランダからスコットランドへと伝わり、ゴルフの形へ変化していったと言われています。

 

イギリス(スコットランド)発祥説

同じく14世紀のスコットランドでは、羊飼いの間で、先が曲がった棒で小石を打つ遊びが流行していました。

 

ある日、一人の羊飼いが小石を転がしていたところ、たまたま野うさぎの巣穴に入ってしまいます。これがきっかけになって、野うさぎの巣穴に小石を入れる遊びが流行し、ゴルフの形になっていったと言われています。

 

また、1452年にスコットランド国王であったジェームズ2世が「ゴルフ禁止令」を発令したことが文献に残されています。

 

このことから、14世紀中頃には、ゴルフというスポーツがスコットランドに存在していたことは間違いないです。

 

フランス発祥説

12世紀のフランスでは、先が曲がった棒でボールを打って、穴に入れることを競う「クロス」というゲームが流行していました。

 

このフランス発祥説の「クロス」が、14世紀にオランダへ、その後スコットランドへ伝わったというのが、時代的にも地理的にも考えられる説というものです。

 

その他の説

 

上述の説がある一方で、「古代ローマ」や「中国」の発祥説もあります。

 

いずれの説も、「先が曲がった長い棒でボールを打つゲーム」が存在したことが根拠になっています。

 

日本のゴルフの歴史

日本では、1901年にイギリスの貿易商人によって、兵庫県に4ホールの小さなゴルフ場が作られたのが始まりとされています。この2年後に9コースに拡張され、日本最古のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」が創設されました。

 

その後、戦争によってゴルフ文化は広がりませんでしたが、戦後の復興によってゴルフ場建設が加速します。

 

1957年にはカナダカップ(現ワールドカップ)が日本で開催され、中村寅吉プロ・小野光一プロのペアが団体優勝、中村寅吉プロは個人優勝も果たし、日本中が熱狂しました。これをきっかけにゴルフブームが大きく上昇ました。

 

1960年には日本で初めて民間トーナメントが開催され、その後、現在に続く「中日クラウンズ」などのトーナメントが開催されるようになりました。

まとめ

ゴルフの起源は諸説あり、日本に伝わったゴルフも様々な変遷を経て、現在の形になってきました。

 

歴史を知ることで、またゴルフの違った楽しさを感じるのではないでしょうか。

 

2021年東京オリンピックでは、埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部でゴルフ競技が開催される予定です。

 

カナダカップのように日本人のヒーローが誕生し、新たなゴルフの歴史が刻まれていくことを期待したいですね!

 

 

この記事を書いた人

seita37
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