直島について
数十年前まで直島は、三菱マテリアルの精錬所だけしかない、ごく普通の瀬戸内海に浮かぶ島の一つにすぎませんでした。
ところが、岡山市に本社を置くベネッセコーポレーションの福武總一郎氏が、1992年、文化や芸術に寄与することを目的にベネッセハウス・ミュージアム(設計は安藤忠雄氏)を開設し、直島町自体も1980年代後半ころから芸術や文化を核にした観光に力を入れてきました。
今では、「現代美術の聖地」として、国内だけでなく海外からも高く評価されるようになり、年間約30万人以上の観光客が訪れています。
直島でシマアソビ
直島と本土とは海で隔たれているため、ゆったりとした島時間が流れています。島内に散らばる現代アートやオブジェを見てまわるのも良し、何もしないで海を眺めて過ごすもよし、過ごし方は自由です。
民宿などで何日か連泊をして、島時間をのんびりと味わってみましょう。
島の広さは、長さ5㎞×横幅2㎞ほど、主要なエリアを自転車でまわったとしても、往復5㎞ほどの距離です。
直島の主なアートスポット
【宮浦周辺】
屋外アートオブジェクト
宮浦港には、草間彌生「赤カボチャ」、藤本壮介「直島パヴィリオン」、ジョゼ・デ・ギマランイス「BUNRAKU PUPPET」などのアートオブジェが設置されています。
直島銭湯
直島銭湯は、アーティストの大竹伸朗氏が「アイ・ラブ・湯」をテーマにして作成した作品です。
実際に銭湯としても営業しています。
住所:香川県香川郡直島町2252−2
電話番号:087-892-2626(NPO法人 直島町観光協会)
※ 受付時間 8:30〜18:00
定休日:月曜日(祝日の場合開館、翌日休館)
営業時間 : 13:00〜21:00(最終受付 20:30)
料金:
16歳以上 650円
3〜15歳 300円
3歳未満 無料
※ 直島島民は310円
【積浦・琴弾地周辺】
地中美術館
地中美術館は、直島を代表するアート施設です。
設計は、安藤忠雄氏。クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアなどの作品が常設展示されています。
住所:香川県香川郡直島町3449-1
電話番号:087-892-3755
定休日:月曜日(祝日の場合開館、翌日休館)
李禹煥(リ・ウーファン)美術館
福武財団が運営する、世界的なアーティスト「李禹煥」の個人美術館です。
設計は安藤忠雄氏。
住所:香川県香川郡直島町1390
電話番号:087-892-3754(福武財団)
ベネッセハウス ミュージアム
ベネッセハウス ミュージアムは、ベネッセアートサイト直島の一つで、アート鑑賞だけでなく、宿泊もできるホテルと一体になっています。
住所:香川県香川郡直島町3419
電話番号:087-892-3223)
琴弾地海水浴場
突堤に黄色い草間彌生作の「黄色いカボチャ」があります。
宮浦港の赤カボチャとともに、直島を代表するアート作品。
住所:香川県香川郡直島町琴弾地
電話番号:087-892-2020(直島町役場 まちづくり観光課)
直島へのアクセス
直島には宮浦港と本村港の2つの玄関口があります。
宮浦港へは、岡山県の宇野港や香川県の高松港からフェリーでアクセスできます。
本村港へは、岡山県の宇野港から旅客船のみ運行しています。
まとめ
アートの島として有名な直島をご紹介しました。このあたりは瀬戸内海気候のため、晴れ間が多く、穏やかな気候が特徴です。時間をもうけてゆっくり「シマアソビ」はいかがですか?