ジャズライブに行こう! その1 ~お店について~

Reirei
2018.07.19

皆さんは、ジャズライブにどんな印象をお持ちでしょうか。

「若い頃行ったポップスやロックのコンサートとは、ずいぶん違いそう」
「おしゃれな感じで興味があるけれど、どうやって行ったらよいかさっぱり分からない」

こういった感想を持たれる方が多いかと思いますが、今のジャズライブは老若男女問わず、そしてジャズをほとんど知らない人が一人で訪れても安心して楽しめる場所になっています。

このシリーズでは、50代でジャズライブ通いを始めた筆者の体験をもとに、初めてジャズライブに行くためのノウハウを3回にわたってご紹介します。

今回は「ジャズライブを聴くお店について」です。

 

どんなお店があるの?

お店の種類は、大まかですが3つに分けられます。


alfie(六本木)でのライブ

1. ジャズバーやカフェ(この形式が一番多い)
2. ライブハウス(ライブに特化したお店)
3. ジャズクラブ(ちょっと高級な感じ)

それぞれについて細かくご紹介していきましょう。

 

1. ジャズバーやカフェ

初めてジャズライブを訪れる方に最もお勧めなのが、こちらです。お酒やお料理を手頃な値段で楽しみつつ、プレイヤーとかなり近い距離で演奏を聴くことができます。お酒が飲めない方、初めてのお店で一人の食事は抵抗があるという方、食事制限があって外食はちょっと…という方もご安心ください。コーヒーや紅茶、ウーロン茶などのソフトドリンクだけでも、決してイヤな顔はされませんよ。


Whisper(東京・三軒茶屋)でのライブ

■予約

ふらっと行っても大丈夫な所が多いのですが、お店や出演者によっては予約しておいた方が良い場合もあります。予約は500円引きというお店も。どこもたいていホームページを持っているので、事前に見ておくと良いでしょう。

■料金

予約の有無に関わらず、当日お店で支払うシステムがほとんどです。内訳はM.C.(ミュージックチャージ。音楽を聴くために払うもの)+テーブルチャージ+飲食料金です。

金額はライブによって変わり、2,500~5,000円くらい(+飲食料金)です。

ホームページのスケジュール表にはライブそれぞれの料金が明記されており、メニューページでドリンクやお料理の値段を見ることもできます。お店に行くと、入口に当日の料金が書かれた看板が出ていることもあります。

「投げ銭制」を導入しているお店ではM.C.がありません。演奏に対して自分が納得できる額を払うシステムです。飲食料金は別途お店に支払います。投げ銭は1,000~3,000円ほどが相場のようですが、その時の演奏を素晴らしいと思ったら、もっとはずんでくださいね。

■服装

電車に乗って隣町に行けるくらいのカジュアルなら、まず間違いありません。

・男性 ジーンズやチノパンなどにシャツ、夏はTシャツも。足元はスニーカーなど。仕事帰りのスーツ姿の方も多数。

・女性 スカートでもジーンズでも。筆者はスリムのデニムにきれい目のシャツブラウスやカットソー、ローヒールのパンプスが定番。

■代表的なお店

alfie(六本木)、Sometime(吉祥寺)、Jazz is(横浜)、jazz inn LOVELY(名古屋)、Mister Kelly’s(大阪)など

 

2. ライブハウス

集中して演奏を聴きたい人にお勧め。東京の場合あまり料理は出さず、ドリンクのみのお店が多数です。最初に支払う金額の中にドリンク1杯分の料金が含まれていて、追加を頼まない限りそれ以上お金がかからないという所もあります。


Tokyo TUC(東京・岩本町)

■予約

出来るだけしておきましょう。

■料金

3,000円くらいから(+ドリンク料金)。出演者によって大きく変動し、国内外ビッグネームの演奏の時は8,000円ほど。ドリンクの料金が安いところが多い印象です。平日昼間だと1,300円(1ドリンク付き)のみで聴けるお店もあります。

■服装

ジャズバー・カフェと同じくカジュアルでOKです。

■代表的なお店

PIT INN(新宿)、Tokyo TUC(東京・岩本町)、Lydian(東京・神田司町)など

 

3. ジャズクラブ

かなりお洒落な雰囲気が特徴。多くのお店が本格的なフレンチやイタリアンなどを提供しているレストラン形式です。とはいえ、料理を頼まずドリンクだけでも問題ありません。カップルで行くようなお店と思われがちですが、実は案外お一人様も多いですよ。国内外の超有名ミュージシャンのライブが頻繁に行われています。


Motion Blue Yokohama(横浜)

■予約

必須です。コース料理をいただく場合は、この時に注文しておきましょう。

■料金

意外なことに、M.C.+テーブルチャージで3,000円台から聴くことができます(+飲食料金)。多い価格帯は6~8,000円といったところでしょうか。上は15,000円くらい。スペシャルライブだと全席一律ディナーコース付きで20,000円というものもあります。

■服装

多くのジャズクラブでは現在、ドレスコードを設けていません。つまりカジュアルでもOKということです。
でも、シニアとしてはある程度きちんとした服装にしておいた方が安心ですね。

・男性 とりあえずスーツが無難。

・女性 スカートにブラウス、ワンピースなど。

慣れてくると「今日は少しラフな格好で行こう」「次のライブはドレスアップで」と判断できるようになります。
ミュージシャンによってはドレスコードがある場合も。その際は必ずホームページに記載があるので、チェックしましょう。

■代表的なお店

Blue Note(東京、名古屋)、Billboard Live(東京、大阪)、SATIN DOLL(六本木)、Motion Blue Yokohama(横浜)など

 

 

いかがでしたか? 案外気軽に行ける場所だとお分かりいただけたでしょうか。

「それは分かったけれど、実際どのライブに行けば良いのか…」

そんな方のために、次回は「一人でも安心! ライブの選び方」についてご紹介します。

この記事を書いた人

Reirei

投稿者:

Reirei

多趣味小芸のぐうたら50代。 音楽はクラシックからAKB48まで、何でも楽しく聴きます。 50代からはまったジャズライブ通いは、もはやライフワークのようなもの。 特技はPCいじり(自作も)、糖質制限メニュー開発等々。

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