日本のジャズミュージシャン(4)~大ベーシスト・鈴木良雄~

Reirei
2019.03.12

筆者が実際に演奏を聴き「この人はお勧め!」と太鼓判を押すジャズミュージシャンをご紹介するシリーズ。
第4回は日本を代表するベーシスト・鈴木良雄さんです。

 

「日本のジャズ」なら、まずはこの人を聴け! 鈴木良雄

鈴木良雄(すずき よしお)プロフィール

1946年、長野県木曽福島出身。

音楽家の両親と“鈴木メソッド”創始者の伯父鈴木鎮一の下、幼少の頃からバイオリン・ピアノに親しむ。
早稲田大学文学部卒。早大モダンジャズ研究会ではピアノを担当。卒業後渡辺貞夫に師事。
彼のバンドへの誘いもあってベースに転向。
1969年~73年の間、渡辺貞夫、菊池雅章のグループで活躍。
73年渡米し、74年スタン・ゲッツ・グループ75年~76年アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの
レギュラーベーシストとして活躍。
85年帰国後、自己のグループMATSURI、93年にEAST BOUNCEを結成。2002年に新グループBASS TALKを結成。
2009年10月にはベーシストデビュー40周年を記念して ケイ・赤城、秋吉敏子、小曽根真、イサオササキ,
野力奏一、山本剛という6人のピアニストとのDUOのCD「My Dear Pianists」をリリース。
2010年1月に南里文雄賞を受賞。
2011年6月にギターリスト増尾好秋とのDUOアルバムを発表し日本全国70か所に及ぶツアーを行う。
2012年6月にはBASS TALKの新譜「Dancing Luna」をリリース。
2008年2月に若者たちとのバンドGENERATION GAPを結成。
2015年3月にファーストアルバム「Generation Gap」をリリース。
2016年竹書房よりジャズ入門書「人生が変わる55のジャズ入門」を出版、大好評を得る。
‘チンさん’のニックネームでミュージシャン・ファンから親しまれ、日本ジャズ界のリーダー的存在である。

出典・引用:Yoshio “CHIN” Suzuki Official Site

 

日本のジャズ界を力強くけん引し続けるトップミュージシャン

プロフィール引用部分を読むだけでも、その凄さが伝わってきますね。
音楽家一家に生まれ育ち、あの渡辺貞夫さんに認められ、アメリカの超一流ミュージシャンとの共演を重ねてきた「チンさん」
帰国後は和のテイストをふんだんに取り入れた楽曲を作ったり、年齢が遥かに違うミュージシャンたちとバンドを組んだり……。
その勢いは、70歳を超えた現在もまったく衰えることがありません。

チンさんのベースはクラシックを基盤にした端正さと、本場で磨かれたジャズ魂が複雑に織り合わさった音だと思います。
何気なく聴いている時には、とても上品で耳当たりが良い演奏。
しかし少しでも意識を集中して聴くと、あっという間にその世界に取り込まれること必定です。
特に「Bass Talk」のライブでは、全身の血が静かに沸騰するような「美しく完璧な高揚」が体験できますよ。

「Bass Talk」以外でも、ピアノデュオやギターデュオ、そして昨年からなんとベースによるソロライブも!

元々はピアニストであったことから、近年は積極的に「ピアニストチンさん」としての活動もされています。

チンさんのピアノは一音一音がとても誠実。目を見張るような速弾きや、華美な演奏ではありません。
確実なテクニックと豊富な経験から生まれる音は、聴く者を優しく包み込み、幸せな世界に誘ってくれます。

引用内にある著作『人生が変わる55のジャズ入門』は、ジャズ初心者からプロまで必読!!
特に初心者の方はこの本を片手にCD選びをすると、とても楽しく分かりやすく勉強になると思います。

 

ライブ動画をご紹介

ダンシング・ルナ
Bass Talk:鈴木良雄(b),井上信平(fl),野力奏一(pf),岡部洋一(pc)
2011年 東京・吉祥寺 Sometime

チンさん作曲の美しく優雅な曲です。
筆者もこのお店で「Bass Talk」のライブを聴いたことがありますが、本当に素晴らしいのひとこと!
井上さん、野力さん、岡部さんもそれぞれ超一流奏者として大活躍している方々。
この贅沢なメンバーによるグループは、日本ジャズ界の宝としか言いようがありません。

 

まもなく発売! 新作CD

今年2019年3/21、チンさんの73歳のお誕生日当日に「Bass Talk」の新しいCDが発売になります。
タイトルは『Beyond The Forest』。

 

既にライブで演奏している曲が殆どなので、ファンにとっては「どのような形になって収録されるのか」
という観点からも楽しみな作品です。

収録曲はこちら。
筆者がライブで聴いたことのある曲について、一言添えておきます。

1. The Kite         大空を翔ける凧をイメージ。
2. 筏衆(いかだしゅう)   和太鼓のために書かれた、和テイスト溢れる一曲。
3. Monet          モネの絵をイメージして書かれています。
4. Mountain Spirits      気高くそびえる山と、山の精を想起させる雄大かつ繊細な曲。
5. Brezza di Cremona    イタリアの街・クレモナは楽器の聖地。ストラディバリウスもここで生まれました。
6. Autumn Embrace     筆者が心から愛する曲です。これは本当に名曲!!
7. Canoe
8. Beyond the Forest
9. Cheers

ゲスト参加している石川滋さんは読売日本交響楽団ソロコントラバス奏者で、チンさんの甥御さん。流石音楽一家です。

 

まとめ

いかがでしたか?
チンさんは「Bass Talk」をはじめ、様々な編成で日本全国でライブをなさっています。
どうか一度、足を運んでみてください。
それと共に、新しいCDでもチンさんの世界を堪能なさってくださいね。

 

チンさんの詳しいプロフィールやスケジュールはこちらをどうぞ。
Facebookでは時折チンさん撮影の写真なども見ることができます。

Yoshio “CHIN” Suzuki Official Site

鈴木良雄Facebook

 

以前の特集記事はこちらです。

日本のジャズミュージシャン(1)~関西出身ギタリスト~

日本のジャズミュージシャン(2)~ベテラン&若手ドラマー~

日本のジャズミュージシャン(3)~大御所&大型新鋭ピアニスト~

この記事を書いた人

Reirei

投稿者:

Reirei

多趣味小芸のぐうたら50代。 音楽はクラシックからAKB48まで、何でも楽しく聴きます。 50代からはまったジャズライブ通いは、もはやライフワークのようなもの。 特技はPCいじり(自作も)、糖質制限メニュー開発等々。

関西最大のおやじバンドフェス|SuperOyajiFes.2019(スーパーおやじフェス2019)