ロックミュージックの歴史 第9弾 ロックが「意識」に踏み込んだ時代

喜怒哀楽スタッフ
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2026.02.14

サイケデリック・ロック

サイケデリック・ロックとは何か?

サイケデリック・ロックとは、1960年代後半に登場したロックが「意識」「感覚」「体験」を表現し始めた音楽です。

それまでのロックが
• 不満
• 反抗
• 欲望

を歌っていたのに対し、サイケデリック・ロックはこう問いかけました。

世界は、どう知覚されているのか?

ロックはここで、音楽から“体験”へと変貌します。

 

なぜこの時代に生まれたのか

サイケデリック・ロックは、音楽だけから生まれたものではありません。

背景にあったもの
• ベトナム反戦運動
• 公民権運動
• 既存価値観への不信
• LSDなどによる意識拡張思想

若者たちは、「社会を変える前に、自分の意識そのものを変えよう」と考え始めました。

ロックはそのための最も強力なメディアだったのです。

 

音楽的な特徴

サイケデリック・ロックは、従来のロックの“ルール”を壊しました。
• 長尺の楽曲
• 即興演奏
• エフェクト過多のギター
• 反復するリズム
• 現実感の薄い歌詞

「分かりやすさ」よりも没入感が重視されました。

ここから、
• ハードロックの音圧
• プログレの構築性
• アンビエント的発想

が派生していきます。

 

代表的アーティスト

ムーブメントとしてのサイケ

サイケデリック・ロックは、特定の一人が作ったものではありません。

複数の場所・人物が、同時多発的に生み出したムーブメントです。

代表的存在
• ジミ・ヘンドリックス
→ ギターの概念を破壊
• ピンク・フロイド(初期)
→ 音で空間を作る
• ドアーズ
→ 意識と死の表現
• ビートルズ(後期)
→ ポップと実験の融合

ここで重要なのは、サイケは“通過点”であったということです。

 

ロックに何を残したのか

サイケデリック・ロックが残した最大の遺産は、この一言に尽きます。

ロックは、現実を再現しなくていい

• 音は歪んでいい
• 曲は長くていい
• 意味は曖昧でいい

この許可があったからこそ、次の時代が生まれます。
• レッド・ツェッペリン
• プログレッシブ・ロック
• ヘヴィメタル
• アートロック

 

なぜ短命だったのか

サイケデリック・ロックは、長くは続きませんでした。

理由は単純です。
• 理解しづらい
• 商業的に不安定
• 体験依存が強い

しかしそれでも、この時代を通らずに生まれたロックは存在しません。

 

⇒次章 レッド・ツェッペリン

⇒前章 ローリング・ストーンズ

 

 

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