釣りは場所とターゲットさえ選べば、1年中楽しめるアクティビティです。とはいえ、釣りのハイシーズンは夏。冬になって気温や海水温が下がると、なかなか思うように釣果があがるとは限りません。今回は、冬でも釣りを楽しむコツをご紹介します。
下調べは入念に!
冬になって海水温が下がると、魚の活性も落ち、釣りにくくなると感じるアングラーも少なくありません。少しでも釣果を上げるためには、いつも以上に入念な下調べをするのがおすすめ。以下のような点をチェックしてみてくださいね。
・実際の釣果をチェック
釣りの総合サイトや、釣り具店が運営しているサイトなどで、釣果をチェックしてみましょう。できるだけ直近の釣果をチェックしてみてください。夏の釣りのように、糸を垂らせば何かしら釣れるというわけではありません。釣果が上がっている周辺をせめてみましょう。
・釣れる時間帯をチェック
朝マヅメと夕マヅメが魚のお食事タイムなので、一般的には釣りやすい時間帯になります。しかし、冬の場合、いわゆる朝マヅメの時間帯よりも少し陽がのぼり、海水温が温かくなる時間帯のほうが釣りやすいことも少なくありません。
夕マヅメよりも、もっと夜が深まったころのほうがよく釣れる魚も多くいます。釣果をチェックするときには、具体的に何が何時ごろに釣れているかも合わせてチェックしておきましょう。
・環境は風のチェックを忘れずに
冬の釣りは北風との戦いです。釣りにいくときは、潮見表で満潮や干潮の時間をチェックする人は多いのではないでしょうか。天候、潮の満ち引きに追加して、冬は風の強さも確認しておきたいポイントです。風速2m程度であれば、特に大きな影響はありませんが、風速5mとなると、釣りをするには厳しくなるうえ、危険も伴ってきます。
防寒対策は寒さと風対策を
冬の釣りに欠かせないのが防寒対策。最近では、釣りの専門メーカーでなくても、アウトドアメーカーなどが釣りにも使えるアイテムを多数販売しています。作業着中心だったワークマンのアウターやレインブーツなども釣りに使えるものが多くあります。上手に組み合わせて、コストを抑えながら防寒するのがおすすめ。冬の釣りに出かけるときには、アンダーウェア・中間着・アウターで重ね着をするのが基本です。
・アンダー
アンダーウェアは、汗をかいて大丈夫なように速乾性のある化繊か、寒さ対策を重視して保温性の高いウール素材のものがおすすめです。釣り専用でなくても、作業用や登山用などもおすすめです。
・中間着
中間着は、フリースのように軽くて温かな素材や、寒さがきついときには、薄手のダウンジャケットを着こむのも良いでしょう。重ねることを考え、軽さを重視して服装を調整してください。
・アウター
アウターは、何よりも防風対策を重視して選びます。どんなに着込んでも風を通してしまうと、寒さ対策にはなりません。風とともに海水が舞い上がることも多くあります。防風・防水加工の施されたもので、さらに放湿に工夫があればベストです。
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場所選びは釣果と風向きのバランスで
冬の釣りで工夫したいのが釣り場の選び方です。魚が釣れることはもちろんですが、快適に楽しく釣りを楽しむには、北風のあたりにくい、風裏になる場所を探すことが重要ポイント。釣果だけで釣り場を選んでいては、急な天候の悪化の際に、命に関わることにもつながりかねません。安全に楽しめる場所を探してみてください。
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