ロックミュージックの歴史 第12弾 ヘヴィメタルを生んだ「暗黒」の始まり

喜怒哀楽スタッフ
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2026.02.24

ブラック・サバス

1970年。
ロックは、ついに“闇”を手に入れる。

その中心にいたのが、
ブラック・サバスである。

 

ブラック・サバスとは何者か

ブラック・サバスは1968年、イギリス・バーミンガムで結成された。

メンバーは
• オジー・オズボーン(ボーカル)
• トニー・アイオミ(ギター)
• ギーザー・バトラー(ベース)
• ビル・ワード(ドラム)

彼らはそれまでのロックとは明らかに違っていた。

重い。
暗い。
不穏。

ロックがここまで“陰”を持ったのは初めてだった。

 

何が革命だったのか

最大の特徴は、リフの重さである。

トニー・アイオミのギターは
ブルースロックを土台にしながらも、
• 低音を強調し
• 不協和音を取り入れ
• 不吉な響きを作った

特に「Black Sabbath」の冒頭リフは、
三全音(トライトーン)を使い、
中世では“悪魔の音程”と呼ばれた響きを持つ。

ロックはここで、

明るい若者文化から
不安と恐怖を描く音楽へ

進化した。

 

なぜ“ヘヴィメタルの始祖”と呼ばれるのか

ブラック・サバスは単に“重い”だけではない。
• 戦争
• 核兵器
• 悪魔
• 社会不安
• 精神の闇

こうしたテーマを真正面から扱った。

ヘヴィメタルとは、

重さ × 闇 × 世界観

この三要素で成立する。

それを最初に完成させたのがブラック・サバスだった。

 

代表曲

Black Sabbath
https://www.youtube.com/watch?v=0lVdMbUx1_k

Paranoid
https://www.youtube.com/watch?v=0qanF-91aJo

Iron Man
https://www.youtube.com/watch?v=F01UTYg79KY

War Pigs
https://www.youtube.com/watch?v=LQUXuQ6Zd9w

 

なぜこの音が生まれたのか

バーミンガムは工業都市だった。
• 工場の騒音
• 重機の響き
• 鉄と煙の街

その“音”が、
ブラック・サバスの重さを作ったとも言われる。

ロックはここで、

都市のノイズを芸術へ変換した

のである。

 

彼らが残したもの

ブラック・サバスは、

ロックに
• 重低音
• 闇の美学
• ダークな世界観

を持ち込んだ。

それは流行ではなく、

一つの“様式”

となり、今も世界中で受け継がれている。

 

結論

ブラック・サバスは、

ロックを

光から闇へ
希望から不安へ
青春から現実へ

押し進めた。

そしてその闇は、

ヘヴィメタルという巨大な文化を生み出した。

 

⇒次章 ディープ・パープル

⇒前章 ハードロック・ヘヴィメタルの時代

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