ロックミュージックの歴史 第13弾 速度と技巧がロックを覚醒させた瞬間 

喜怒哀楽スタッフ
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2026.02.27

ディープ・パープル

ブラック・サバスが“闇”を生み出したとすれば、
ディープ・パープルは“爆発”を生み出した。

1970年代初頭、ロックはさらに進化する。

それは――

重いだけではなく、速い。

ここに、ハードロックの完成形が現れた。

 

ディープ・パープルとは何者か

1968年結成、イギリス出身。

黄金期メンバーは
• リッチー・ブラックモア(ギター)
• イアン・ギラン(ボーカル)
• ジョン・ロード(キーボード)
• ロジャー・グローヴァー(ベース)
• イアン・ペイス(ドラム)

彼らはブルースロックを土台にしながらも、
そこへ“クラシック音楽的技巧”を融合させた。

 

何が革命だったのか

ディープ・パープルの革新は三つある。

① ギターとキーボードの対立構造

リッチー・ブラックモアの鋭いギターと
ジョン・ロードの重厚なハモンド・オルガン。

このぶつかり合いが、

ロックを“戦闘的”にした。

 

② 圧倒的なスピード

それまでのロックにはなかった
高速リフ、高速ソロ。

ここからメタル的な速さが芽生える。

 

③ クラシックとの融合

彼らは単なるロックバンドではなかった。
• オーケストラとの共演
• 構築的な楽曲展開
• スケール感の拡大

ロックはここで、
単純な3コード音楽を超える。

 

代表曲

Smoke on the Water
https://www.youtube.com/watch?v=zUwEIt9ez7M

Highway Star
https://www.youtube.com/watch?v=Wr9ie2J2690

Burn
https://www.youtube.com/watch?v=jgbf03MJyS4

Child in Time
https://www.youtube.com/watch?v=PfAWReBmxEs

 

なぜこの音が生まれたのか

1970年代初頭、
ロックは巨大化しつつあった。

より派手に、より速く、より強く。

ディープ・パープルは、

ステージを“戦場”に変えた。

爆音、長尺ソロ、
観客を圧倒するパフォーマンス。

ロックはここで、
完全に“アリーナ文化”へ向かう。

 

ディープ・パープルが残したもの

• リフ中心の構造
• ギターヒーロー文化
• キーボードの主役化
• 高速ハードロック

ロックはここで、

重さ × 速さ × 技巧

を手に入れる。

 

結論

ディープ・パープルは、

ロックを

暗くするのではなく
燃え上がらせた。

ハードロックはここで完成する。

そして次の時代、

ヘヴィメタルは“様式美”へと進んでいく。

 

⇒次章 ジューダス・プリースト

⇒前章 ブラック・サバス

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